10日の東京市場は円売りが優勢だた。朝方はドル円、クロス円とも弱含んだが、その後は株高を手掛かりにリスク選好の円売りが強まり、ドル円、クロス円はジリジリと水準を切り上げる展開となった。後場の日経平均は一時9990円台まで買われ、1万円の大台に迫っている。ドル円は97円台前半まで下押しした後、97円台後半まで上昇。クロス円は豪ドル円、NZドル円など高金利通貨を中心にドル円以上に円売りが鮮明だった。豪ドル円は78円割れから78円台後半、NZドル円は61円割れから61円台後半まで上昇している。
◆欧州通貨 終盤に海外高値を突破
欧州通貨は当初、ドル安水準でレンジ相場を形成した。ただ、東京市場終盤に入ると株高を手掛かりにリスク選好の動きが強まり、ユーロドルは1.41台前半、ポンドドルは1.63台後半まで上昇した。ユーロ円やポンド円の上昇が波及した格好。前日の海外市場高値を突破するなど、欧州通貨は上放れの気配を見せている。円売りとともにドル売り圧力も健在のようだ。
◆日銀総裁 GDPは明らかに改善の方向
きょうは白川日銀総裁の衆議院行政監視委員会での発言が伝わった。総裁は4-6月の生産はプラスになっていく、GDPも明らかに改善の方向に向かうとの見方を示した。ただ、景気について慎重な見方は崩していない。日本経済は当面は在庫調整の進展によるプラス効果と個人・企業所得悪化によるマイナス効果でせめぎ合いになるとの見方を示している。発言に起因した為替市場の反応は特に見られなかった。br clear=both style=clear: both;/
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