欧州経済に関するニュースを見ていると、
やはり(海外)投資家の期待が先行してしまっていて
実際に中身があまり伴っていないという感じが
結構あります。

欧州の金融機関が保有する不良資産は、
「サブプライム住宅ローンバブル」の発端となった
米国の金融機関が抱える不良資産よりも
金額が大きいのではないかといわれていることは
既にご存知の方も多いかと思います。

米国本国では資産の劣化が直に感じられるの対して、
欧州では、米国本国からの情報をもとにして
評価損なり引当金なりを計上することになるのでして、
どちらの方が「正しい」認識をもてるかは
改めていうまでもないでしょう。

さらには欧州単一通貨ユーロ導入国では、
各国の財政赤字をGDP比3%以内に収めるという、
協定の「財政収斂基準」によって、
大胆で積極的な景気刺激策を打ち出せないのです。
欧州経済のV字回復というのは、
日米と比較しても恒常的に高い失業率や、
この「財政収斂基準」による財政支出の足枷により
幻に終わる可能性が高そうだといえましょう。

やはり、
世界的な景気回復を主導するのは、
これまでに「危機」に見舞われた経験を活用できる
アジア経済ではなかろうかと考えております。
希望的な観測になりますが
これからは腰を入れた「日本買い」というのも、
選択肢としてありうるのではないでしょうか?