ドル/円相場は月末にかけて底堅く推移するというように
予想する向きが多いようです。
下値をサポートするラインとして意識されているのが
95.00円のラインであり、
さらにその下に94.50円、94.00円と、
50銭区切りでのサポートを指摘する声もある
ようです。

ただし、
私の個人的な見解としましては、
オプション取引等の関係で様々な価格帯において
サポートが入るのでしょうけれども、
下値のサポートが意識される期間は長くて来週までで、
既に「噂(ルーマー)」が自己実現的に
機能しているに過ぎない可能性もあると
考えています。

何故来週まで「長くても来週まで」なのかというと、
①夏のボーナス前のこの時期に日本では
 外国の債券を組み入れた投信の設定が盛んになる。
②四半期決算を控えて米国のリパトリ(ドルの本国送金)も
 6月末が活発になる
という季節要因とともに、
③来週末の7月3日(金)は米国の独立記念日の振替休日で
 NY市場は休場。
④そのために6月米雇用統計は7月2日(木)に前倒し発表。
という、特殊要因も含まれるためです。

したがって、
7月2日発表の6月米雇用統計でのポジティブ・サプライズが
あれば、それが「最後の」上昇要因になるのですが、
米独立記念日の連休以降は「ドル売り・円買い」の材料が
圧倒的に多くなる
ことになります。

また、
今後公表される国際決済銀行(BIS)の年次報告にも
注目したいところです。
昨年は月曜であった30日の公表でしたので、
今年の公表が29日でしょうか?
BISの年次報告では、
一昨年は「円キャリートレード」を、
昨年は「(円建て)売出債」を取り上げ、
その積み上がりを警告しました。

今年のテーマを大胆予想すれば、
やはり最右翼は「格付けの信頼性」でしょうか?
民間格付け会社の格付けの妥当性・正当性の議論が
正面きって出来るのは、
国際機関の中でもBISくらいしか無いと思われるのです。