経済開発協力機構(OECD)が来年の成長見通しを引き上げ、
日本の成長見通しは+0.5%から+0.7%へ、
米国はゼロ成長から+0.9%成長が見込めるということに
なったそうです。

これはとりあえず決して悪いニュースではありません。
どちらかといえば良いニュースのような気もします。
しかし、年末になっても成長の気配が全く現れない場合、
景気後退の第2波、第3波がやってくることになり、
またぞろ悲観論が台頭してくるというリスク
非常に高くなっているのではないでしょうか。

昨年は「リーマン・ショック」という言葉が示すように、
米系投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻以降に
急速に経済情勢が悪化しました。

今年も大きな市場の混乱が起きるのは
秋口以降ではないかと考えております。
例えば、
①今年のクリスマス商戦は昨年以上の売上があることを
 見込んでいるようだが実際のところは?
②新型インフルエンザが経済活動にもたらす影響は?
③世界の投資家による米国債・ドルの信認が揺らぐことは

 本当にないのだろうか?

という非常に重たいテーマが山積みになっています。

足元の「楽観論」が強気すぎるということは
ここ何回も書いていますが、
そういった意味では
今夜のFOMC声明の内容がどのようなものになるか?
そして、市場はどう反応するのか?

に注目したいと思います。

これまでの実績からいえば、
FRBは株価や住宅価格の上昇を抑制するような
行動、声明の発表はしないでしょう。
したがって、
FOMC声明で「楽観論」がさらに強調されれば
ドル/円相場は週末にかけて96円を上抜けする
ような
展開になることも考えられます。
ただし、その「楽観論」が実現される見通しは
ちょっと現実的ではないのであります。