株:ドバイ政府系企業の信用不安が和らぐ
1日の米株式市場は、ドバイ政府系企業の債務問題について、約260億ドルの債務再編計画を発表し、信用不安が和らいだことを受けて、米株価は上昇して始まった。その後、11月米ISM製造業景況指数が53.6と予想外に悪化したことから伸び悩んだものの、10月住宅販売保留指数が前月比+3.7%と強い結果となったことを好感し、ダウは高値圏で堅調に推移し、年初来高値を更新した。ダウ工業株30種平均の終値は、前日比126.74ドル高の10,471.58ドルで引けた。
本日の東京市場では、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,625円となっており、米株価の続伸、商品市場の上昇を受けて、資源関連株を中心に上昇して始まりそうだ。本日のレンジは9,500円−9,700円を予想する。

為替:ドルと円が下落
1日の外国為替市場では、東京時間に日銀が臨時の金融政策決定会合を開き、追加の金融緩和策を決定したことを受けて、円が主要通貨に対して下落した。また、ドバイの債務問題に対する懸念が後退したことから、リスク資産への投資が活発化し、ドルは対欧州通貨や資源国通貨に対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は1ドル86円台後半、ユーロドルは1.50ドル台後半となっている。
本日は、注目される経済指標の発表が少ない中で、当局者の発言や政府の対応に注目が集まっている。夕刻に鳩山首相と白川日銀総裁の会談、藤井財務相の会見、米国ではガイトナー財務長官の議会証言などが予定されており、内容次第では相場が乱高下する可能性がある。また、ドバイの債務問題の行方についても、悪いニュースが出れば、安全通貨のドルと円が買われるとの見方もあるため、引き続き注視する必要がある。
ドル円のレンジは86.00−87.50円を予想している。

商品:NY金1200ドル台に乗せる
1日のNY原油先物取引は、ドルが欧州通貨、資源国通貨に対して下落したこと、各国の株価が堅調に推移したことなどを追い風に続伸した。中心限月の1月限の終値は、前日比1.09ドル高の1バレル78.37ドルで引けた。
NY金先物取引でも、ドルの下落、世界的な株高を背景に続伸し、中心限月の2月限は終値ベースで初めて1200ドル台に乗せた。中心限月の2月限の終値は、前日比17.90ドル高の1オンス1200.20ドルで引けた。