8日の米株式市場は、ギリシャなどの財政問題が引き続きくすぶっていること、10日に開催される米下院金融サービス委員会でバーナンキFRB議長が出口戦略について証言する可能性があることなどから、金融株を中心に下落する展開となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比103.84ドル安の9,908.39ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株価の下落や欧州圏の信用不安が警戒される中で、引き続き輸出関連株や金融株にとってマイナス材料になりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,870円となっており、市場の予想レンジとしては9,800円−10,000円となっている。
為替:資源国通貨が下落
8日の外国為替市場では、欧州時間では、欧州株式市場の反発を受けて、ユーロや資源国通貨が上昇したものの、米国時間に入ると、欧州の信用不安や10日のバーナンキFRB議長の証言に対する警戒などを背景に、米株価が下落したことが嫌気され、リスク回避の動きが強まり、資源国通貨やユーロは下落に転じた。NY終値ベースで、ドル円は89円台前半、ユーロドルは1.36ドル台半ばとなっている。
本日も、前日と同様に注目される経済指標の発表もなく、取引材料に乏しい一日となっている。そのため、引き続きギリシャなどの財政問題に対する当局の発言などで相場が乱高下する可能性があるので、注意が必要である。ドル円の市場の予想レンジとしては88.50−89.50円となっている。
商品:NY原油4日ぶり反発
8日のNY原油先物取引は、ユーロ売りの進行に歯止めが掛かったことや首都ワシントンを含む大西洋岸一帯が大雪に見舞われ、ヒーティングオイル需要が増加するとの観測が相場を支える展開となり、中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.70ドル高の1バレル71.89ドルで引けた。
NY金先物取引でも、ユーロの下落に歯止めが掛かったこと、原油相場の上昇を受けて、4日ぶりに反発した。中心限月の4月限の終値は、前営業日比13.40ドル高の1オンス1066.20ドルで引けた。






