株:経済指標の改善
25日の米株式市場は、同日発表された新築一戸建て住宅販売件数が前月比4.7%増の33万7000戸、2月の米製造業耐久財受注額が前月比3.4%増加したことが好感され、ダウは一時200ドル以上上昇するなど堅調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、89.84ドル高の7749.81ドルで引けた。
本日の東京株式市場では、前日が3月決算企業の配当権利付きの最終売買日であったことから売りが先行して始まる展開になると思われるが、過度の悲観論は後退しており、売り一巡後は買われていく展開になるかと思われる。シカゴ先物市場の日経平均先物は8,460円となっており、本日のレンジは8,300円−8,500円を予想する。

為替:ガイトナー財務長官の発言
25日の外国為替市場では、ガイトナー米財務長官は、中国が提案した新たな基軸通貨としての国際通貨基金のSDR(特別引出権)について肯定的な姿勢を見せたことから、ドルの基軸通貨としての役割が縮小するとの懸念が広がり、ドル売りが広がり、ドル円は一時97円割れの水準となった。しかし、その後、基軸通貨としてのドルの地位は長期間にわたり変わりないと補足したことから下げ渋る展開となった。現在のところドル円は1ドル97円台半ば、ユーロドルは1.36ドル近辺で推移している。
本日の東京時間では、期末に絡んだ輸出企業の円買い・ドル売りが入りそうだが、米国の経済指標の改善やオバマ米大統領やガイトナー米財務長官の「強いドルは米国の利益」という趣旨の発言もあり、強弱入り混じる中、97円台を中心とした揉み合いの展開になると予想される。
なお、本日のドル円のレンジは97.00−98.00円を予想している。

商品:原油在庫の増加
25日のNY原油先物取引は、同日発表された週間在庫統計で、米原油在庫が前週比330万バレル増加と予想よりも増加幅が多かったことが嫌気され、中心限月の5月限の終値は、前日比1.21ドル安の1バレル52.77ドルで引けた。
一方、NY金先物取引は、ガイトナー財務長官の発言を受けて、ドルが下落したことを背景に反発し、4月限の終値は、前日比12.00ドル高の1オンス935.80ドルで引けた。