Tag archives for A6
株:NYダウ急上昇1日の米株式市場は、中国や豪州の経済指標が堅調となり、アジア・欧州の株式市場が軒並み堅調で推移したことや同日発表された8月ADP全米雇用報告は前月比-1.0万人と予想外に減少したものの、8月ISM製造業景況指数が56.3と予想外に上昇したことを好感し、...
25日のロンドン市場は、ドル円が84円台後半へと反発した。きっかけは経団連会長の発言。菅首相は経済3団体との懇談で円高について話し合った。そのなかで、経団連会長によると、首相が介入も含めて対応考えたいと発言したと報じられた。ドル円は84円台前半での揉み合いから一時84.68レベルまで買われた。さらに、白川日銀総裁が26-30日に米国に出張、カンザスシティ連銀主催のシンポジウムに出席することが報じられた。この会合にはバーナンキFRB議長やトリシェECB総裁も参加予定であることから、市場の協調介入への思惑まで飛び出したようだ。
欧州株も序盤に堅調に取引されるなか発表された8月の独Ifo景況感指数は106.7と市場予想105.7および7月106.2を上回る伸びを示した。ユーロドルは1.26台半ばから一時1.27台前半へと上昇、ユーロ円も106円台後半から107円台後半まで水準を上げる場面があった。ロンドン序盤はリスク選好的なムードが支配的だった。
◆欧州ソブリンリスクが相場を圧迫
ロンドン中盤の取引からは相場のムードが暗転する。欧州株が次第に上げ幅を縮小、下げに転じた。前日のNYタイムにはS&Pがアイルランドの格下げを発表している。ドイツ債と重債務国債との利回り格差が大きく拡大。ギリシャ10年債はドイツ10年債より930bpも高い利回り水準となっている。これは5月上旬にECBが国債購入策を表明することになる前の水準に迫る格差。再び欧州ソブリンリスクが意識されている。ドイツや英国の国債が安全資産として買われ、利回り低下が相次いだ。
ユーロドルは1.27台前半から1.26台前半へと反落し、この日の安値をつけている。ユーロ円も107円台半ばから106円台半ばへと反落して序盤の上げを消した。また、豪ドル/ドルが0.88割れ、NZドル/ドルが0.69台後半へと下げるなど、リスクに敏感なオセアニア通貨も売られている。NY市場での米経済指標発表を控えて、リスク回避モードでの取引となっている。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
20日のロンドン市場は、ユーロ売りが強まった。ウェーバー独連銀総裁の出口戦略に対する慎重な発言がきっかけだった。ECBによる無制限の資金供給を年末越えまで継続、出口戦略を巡る議論は来年第1四半期から検討する、と述べた。発言を受けて欧州株が下落、ドイツ10年債が過去最低水準を記録するなどリスク回避の反応が強まった。ユーロドルは1.28台前半での揉み合いから一変して急落、1.27割れまで安値を伸ばした。ユーロ円は109円台前半での振幅から108円台前半まで下げ、7月1日以来の安値水準で取引された。このところ、ユーロドルは1.29台前半までで上昇を阻まれる相場が続いており、独連銀総裁発言をきっかけとしたユーロ売りがロングポジションのストップ注文を誘発した面も強かった。
この動きがその他の通貨にも波及した。ポンドドルは1.55台後半から1.54台半ばまで、ポンド円は132円台後半から132円近辺まで下げた。豪ドル/ドルは0.89近辺から0.88台半ばまで、豪ドル円は76円近辺から75円台半ばまで水準を下げた。一方、ドル円はドル買いと円買いに挟まれて身動きがとれず、85円台前半での揉み合いが続いた。全般にリスク回避色が強まった格好だったが、株式の下げが落ち着く場面では戻しも入り、ユーロほどは軟調にならなかった。
◆カナダドル軟調、ユーロに劣らず弱い
カナダドルはユーロに劣らず弱い動きだった。序盤はユーロ売りに連動して下げた。ドルカナダは1.04近辺から1.04台後半へと上昇、カナダ円は82円近辺から81円台半ばへと売られた。株安・債券買いとともに原油先物が大きく下げたことも原油輸出国のカナダドル相場を圧迫した。さらに、日本時間20時に発表されたカナダ消費者物価指数が予想を下回ると一段とカナダ売りが強まった。ドルカナダは1.05台乗せ、カナダ円は81円手前までカナダ安推移となった。カナダのコアCPIは前月比-0.1%と市場予想+1.0%を下回り2ヶ月連続での低下となった。ユーロカナダ相場は1.33台半ばから1.32台半ばへと下げていたが、原油安と弱いカナダCPIを受けて1.33台半ばへと反発。ユーロ売りの勢いに追いついた。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)

