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株:NYダウ続落16日の米株式市場は、アイルランドなど一部欧州諸国のソブリンリスクが意識されたことや同日発表された米8月NY連銀製造業景況指数が7.10と事前予想に届かなかったことなどが嫌気され、下落して始まった。その一方で、コンピューター大手デルが大型の買収を...
12日の東京市場は、前日の流れを受けて株安・円高の動きだった。ドル円は前日のロンドン市場で84円台後半まで下落したあと85円台前半に戻して取引が始まった。上値は重くジリ安の展開で、昼ごろには84円台に再突入する場面もあった。日経平均は後場の取引早々に9100円を割り込んで年初来安値を更新、アジア株も全面安の展開だった。クロス円はユーロ円109円台前半、ポンド円133円近辺の円高水準での取引が続いた。
午後に玉木財務官が日銀の中曽理事と会談したことが伝わると円安に反応する場面もあった。さらに、菅首相が急激な円高に「動きが激しい」と述べたことが報じられるとドル円が85円台半ば、ユーロ円が110円台乗せへと円安方向への反応をみせた。市場には政府・日銀の対応に期待を寄せるムードもあり、当局発言に神経質になる場面もあった。
ユーロドルは前日の大幅安の流れを受けて早朝には1.28台前半へと下押し、その後は1.28台後半で揉み合った。ポンドドルは1.56台前半まで一段下げとなったが1.56台後半へと反発する展開だった。東京市場ではドル買いの勢いがやや落ち着いた。
◆豪失業率、予想外の上昇で豪ドル売りに
日本時間10時半に発表された豪雇用統計では、雇用者数に市場の関心が集まっていた。7月の雇用者数は2.35万人増と予想2万人増をやや上回る結果だった。一方、前回6月は4.59万人増から3.74万人増へと下方修正された。実際に市場が反応したのは失業率だった。7月失業率が5.3%と前回6月の5.1%から上昇すると、予想外の悪化に豪ドル売りの反応が強まった。豪ドル/ドルは0.89台後半から前半へ、豪ドル円は76円台半ばから75円台後半まで下値を広げた。株式市場が大幅安となるなかで、リスク回避の動きが増幅された形だった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)

