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2日の東京市場は株価伸び悩みに伴い、やや円高に振れた。日経平均は142円高と大幅続伸して始まったが、後場には上げ幅を一時50円未満に縮小するなど不安定だった。ドル円は当初、84円台半ばで揉み合いとなったが、午後には84円割れ寸前まで下げた。クロス円もほぼ同様の展開だった。ユーロ円は108円台前半から107円台半ば、ポンド円は130円台半ばから129円台後半、豪ドル円は76円台後半から76円台前半まで下げた。豪ドル円は7月の貿易黒字が市場予想を下回ったことが売り材料。週末に米雇用統計の発表を控える中、リスクを積極的に取りにいく状況にはないようだ。
◆豪ドル下落、輸出拡大にブレーキで
きょう発表された7月の豪貿易収支は1888百万豪ドルの黒字と、市場予想の3100百万豪ドルに届かなかった。石炭など資源輸出の落ち込みが貿易黒字の拡大にブレーキをかけた。発表後、豪ドル円は76円台前半、豪ドル/ドルは0.90台半ばまで下げている。第2四半期の豪GDPは前期比1.3%増と3年ぶりの高成長を記録したが、今後は輸出の鈍化で成長のモメンタムが鈍化する可能性もある。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
1日の東京市場では円高が一服した。日経平均は寄り付き直後に年初来安値を更新したが、リスク回避的な円買いは免れた。ドル円は仲値前後で実需系とされるドル買いが持ち込まれたこともあり、株価下落に特段反応を示さなかった。その後、中国の製造業PMIや豪州のGDPが予想を上回ると豪ドル円主導で円安が進んだ。豪ドル円は75円付近から76円台前半へと急反発。この動きに連動してドル円は84円台半ば、ユーロ円は107円台前半まで持ち直した。為替が円安方向に反転する過程で日経平均は上げに転じ、上げ幅を一時100円超に拡大した。
◆豪GDP、年後半の利上げ再開をサポート
きょう発表された第2四半期の豪GDPは前期比1.2%増と市場予想の0.9%増を上回る伸びだった。雇用回復に伴う個人消費の増加、中国を中心とした資源輸出の拡大が成長率の押し上げに寄与した。GDP発表後は豪ドル買いが膨らんだ。事前に発表された中国の製造業PMIが4ヵ月ぶりに改善したことも、中国と経済的な結びつきの強い豪ドルの支援材料となっていた。市場では豪中銀は年末までに利上げを再開するとの見方が広がっている。次回の豪金利発表は9月7日。声明で利上げ再開を示唆するか注目されそうだ。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
27日のNY市場は円安が進んだ。きょうはバーナンキFRB議長の講演が話題となった。議長はカンザスシティ連銀主催の会合で景気を下支えするため、追加緩和の用意があることを表明した。講演が伝わると、景気の先行き不透明感で株安・円高に振れたが、金融緩和期待で米国株が上げに転じると、円安方向に反転した。この日発表された第2四半期の米GDP・改定値が予想ほど落ち込まなかったこともリスク投資に対する安心感を与えていた。株価上昇に伴い、ドル円は84円台前半から85円台半ば、ユーロ円は107円台前半から108円台後半、ポンド円は130円台半ばから132円台半ばまで上昇した。なお、28日付の日経新聞・電子版は、日銀が週明けにも臨時会合を開き、追加緩和を決めることで最終調整に入ったと報じている。
◆FRB議長、必要なら追加緩和
きょうはバーナンキFRB議長が景気見通しが悪化すれば、追加刺激策の用意があると表明している。議長は景気回復ペースがやや減速、経済見通しは不確かと、景気に対して慎重な姿勢を示していた。ただ、実際に追加緩和に踏み切るとは明言していない。講演直後は株安、円高に振れたが、市場では想定範囲内の内容とも受け止められ、リスク回避の流れは持続しなかった。今月10日のFOMCでは景気判断の引き下げと償還債券の再投資が決定され、市場はネガティブな反応を示したが、今回の講演は市場を混乱させることなく、逆に安心感を与える形となっていた。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)

