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既出ネタ、潜伏中の材料は多々あれど...
現在は材料不足・手掛かり難。閑散。
市場では、本日14時発表予定の中国2月貿易統計や
明日発表される本邦10-12月GDP改定値、豪州の2月の雇用統計
12日に発表される米国の2月小売売上高
16日に
4日のNY市場ではドル円主導で円安に振れた。前週の新規失業保険申請件数が46.9万件と市場予想とほぼ一致すると、ドル円は88円台前半から89円台前半まで急伸した。失業保険継続受給者数が450万件と09年1月以来の低水準となったことも米国の雇用回復期待を高め、ドル円の買い戻しを誘発した。クロス円はドル円に連れ高となり、ユーロ円は120円台後半から121円台後半、ポンド円は133円台半ばから134円台後半、豪ドル円は79円台後半から80円台半ばまで上昇した。1月の中古住宅販売成約指数が前月比7.6%減と予想外の落ち込みを示すと、リスク懸念を背景にクロス円は売りに押されたが、ドル円はユーロドル主導のドル買いに支えられ、底堅く推移した。
◆ユーロドル1.36割れ、会見は決め手に欠ける
ユーロドルは1.36台後半から1.35台半ばまで値を崩した。金利発表後に実施されたトリシェECB総裁の会見はやや決め手に欠ける内容だったが、会見終盤にロンドン市場の安値を割り込むとストップを巻き込む形で下げ足を早めた。このほか、ユーロ安要因としてムーディーズによるドイツ銀行の格下げ、トリシェECB総裁が一部メディアとのインタビューで、強いドルは米国の国益に適う(最近のユーロ安に関する質問で)と述べたことなどが話題となっていた。なお、会見では金融危機後、非標準的手段として導入した流動性供給策のうち、3ヶ月物資金供給オペを従来の入札方式に戻す一方、7日物と1ヶ月物は少なくとも10月12日まで固定金利での資金供給を継続する方針を示している。ECBスタッフの経済予測では2011年のGDP見通しが上方修正された。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
3日の東京市場は、ポンド買いが相場を牽引した。ポンドドルの上昇がドル売りへと波及し、ドル円は一時88.50レベルを割り込む場面があった。
ポンド買いは、英紙が、英生命保険会社プルデンシャルによる米生命保険会社AIGのアジア部門の買収が困難な状況に直面している、との観測記事を報じたことが材料。これまで同買収案件への思惑がポンド売りの材料として働いていたことから、ポンド売りが巻き返された。また、朝方発表された英消費者信頼感が2年来の高水準となったこともポンドにとっては好材料だった。
ポンドドルは1.49台半ばから1.50台後半まで、ポンド円は132円台後半から133円台半ばへと大きく反発した。ポンドドルの動きがドル売り圧力へと広がり、ユーロドルは1.36近辺から1.36台半ばへと上昇。ドル円は、88円台後半から一時88.47レベルと2月上旬および昨日の安値を下回る動きとみせた。その他、ボルカー・ルールの内容が緩和される見通しや、米司法当局がユーロ売りを巡りヘッジファンドを調査するとの報道などがユーロ売りを巻き返す動きへとつながったとの指摘もあった。午後にかけては値動きが落ち着いた。S&Pが、ギリシャについては金融市場ほどは悲観的ではない、とコメントしたことでユーロ買いの反応もあったが、動きは限定的だった。ドル円は88円台後半、ユーロドルは1.36台半ば、ポンドドルは1.50台半ばで推移した。
◆豪ドル、GDP発表も反応鈍る
昨日は豪小売売上高や豪中銀政策金利などのイベントを受けて豪ドルが激しく振幅した。本日は豪第4四半期GDPが発表された。前期比が+0.9%と予想通り、前年比は+2.7%と市場予想+2.4%を上回った。豪ドル/ドルは0.9065レベルへと高値を小幅に更新。ただ、豪ドル円はドル円の軟化につれて小安いなど、目立った方向性は示さなかった。豪ドル/ドルは0.9030-0.9065、豪ドル円は80.00-80.35での狭いレンジ取引だった。次第に豪ドルの値動きは収束してきている。今後の利上げについては、2-3ヶ月内には追加利上げ、との見方があったが、次回4月の利上げへのコンセンサスは形成されていない状況だった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)

