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【ロンドン市場】MPC後、ポンド買い強まる
5日前半のロンドン市場はポンド買いが強まった。きょう発表された英中銀金融政策委員会(MPC)の結果は政策金利は据え置き、注目の資産買取枠は250億ポンド増額の2000億ポンドとなった。市場では500億ポンド増額を見込む向きも多かったことから、発表後、ポンド買いが強まっている。ポンドドルは1.66台、ポンド円は150円台に上昇している。 前半は前日のNY市場の動きを受けて、リスク回避的な動きも強まったが、原油、金といった商品市場や米株先物も下げを戻る中、為替市場も追随する動きとなった。ドル円は瞬間90円を割り込む場面もあったものの、90.40/50水準に戻し、21日線近辺での攻防戦を継続してる。 ◆英中銀 今回は配慮も、出口戦略に向けた動きも 予想ほどは増額しなかったものの、英中銀は量的緩和を拡大させている。先日発表になった7-9月期の英GDPが予想外のマイナス成長となったことに配慮したものだろう。ただ、英中銀が発表した声明は比較的ポジティブ。「GDPはマイナスが続いているものの、消費と信頼感の指標は経済活動の回復が、まもなく証明されるであろうことを示唆している」とし、景気回復期待を滲ませている。インフレについては、「近いうちに目標の2%以上に急速に上昇する可能性がある」と述べている。予想されるエネルギー高に配慮したものかもしれない。また、「今回の資産買い入れプログラムは3ヵ月以内に完了する」と期限を明確に打ち出している。今回はGDPの結果に配慮し量的緩和を拡大したが、出口戦略への意向も見せたという印象。今回が最後の景気刺激策となるかもしれない。   ◆ECBは据え置き ECBの政策金利も発表され、現行の1.00%を据え置いた。このこと自体は予想通りで反応は限定的。トリシェ総裁の会見で、1年物オペを12月16日に実施するオペで終了することを明確に打ち出すかどうか注目される。 (Klugシニアアナリスト 野沢卓美) 
【東京市場】中国外貨準備の話題にドル売り・ユーロ買い
26日の東京市場は、ドル売り・円買いが優勢となった。中国人民銀行系の機関誌金融時報で、中国は円とユーロの保有高を引き上げるべきだとの論説が示されたことを材料に、ユーロが買い戻される展開となった。金融時報の記事執筆者は外貨準備に関する発言は「純粋に個人的な見解」と火消しに回っていたものの、中国のドルからのシフト対する思惑は根強い。 ユーロドルは一時1.5060近辺まで上昇、14ヵ月ぶりの高値を更新していた。ドル円も一時91.55近辺まで下落している。 きょうの東京市場はドル売りの根強さを垣間見る動きだったが、先週末のNY市場では次回のFOMCで出口戦略の具体的な実施について議論されるとの見方も強まっている。投資家がドル安を進める上での目下最大のリスクは米早期利上げ観測が強まるかどうか。今週は米GDPの発表も予定されており、もし予想より強い内容であれば、一旦、これまでの動きの巻き返しが強まる可能性も否定できない。 きょうの中国の外貨準備に関する話題に、どこまで海外勢が反応するか、まずは注目される。 (Klugシニアアナリスト 野沢卓美) 
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【ロンドン市場】ユーロや資源国通貨に利益確定売り
16日前半のロンドン市場は、ユーロや資源国通貨が軟調な動きを示した。原油、金といった商品市場に上げ一服感が出てきており、それを背景に対ドルでそれらの通貨は上昇してきたが、ここにきて一服感も出ているようだ。きょうはバンカメの決算が発表されていたが、予想に届かず、発表後、米株先物、商品といった市場も利益確定の動きが強まる展開となり、ユーロや資源国通貨も売りが強まった。 商品買い・ドル売りの動きにも、やや過熱感も感じられ、一旦調整がといったところだが、下値での押し目買い意欲も強い。あくまで、下値を意識した動きまでは無く、過度なショートポジション形成には注意したいところでもある。 ◆ドル円、91円台に上昇 ドル円は3週間ぶりに91円台を回復している。ユーロや資源国通貨に対するドル売りが一服していることで、買い戻しが入っているようだ。上値には日本の輸出企業の売り需要もありそういだが、しばらく戻りを試しそうな雰囲気も出てきている。きょうの上昇で21日線の上を完全に復帰しており、この場合、ボリンジャーバンド(21日・2標準偏差)の上限までは到達する期待も大きい。きょうは92.00付近に位置しており、とりあえず上値のメドとなりそうだ。 (Klugシニアアナリスト 野沢卓美) 
【東京市場】豪ドル堅調、ポンド円除き円安気味に
16日の東京市場はポンド円を除き円安傾向で推移した。豪ドルを中心に金利水準や金利先高感の強い通貨が買われた。豪ドル円は78円台半ばから79円手前、ユーロ円は133円台前半から133円台後半まで上昇した。ドル円は一時91円付近から90円台後半まで軟化したが、クロス円の買いに支えられ、結局は91円台を回復している。日経平均は円高一服や米国株の上昇を好感し、一時150円超の上げを演じるなどリスク選好の流れが強かった。 一方、ドル相場は欧州通貨と資源国通貨で値動きがやや分かれる形となった。豪ドル/ドルは0.86台前半から0.86台後半まで上昇する一方、ユーロドルは1.46台半ばから1.46台後半で振幅した。いずれもドル安水準での取引となったが、現状では金利先高感の強い豪ドルが選好されやすいようだ。 ◆ポンド低迷、英中銀はマイナス金利導入の可能性 クロス円が強含む中、ポンドは149円台後半から150円付近で低迷した。キング英中銀総裁は15日、議会証言で市中銀行が中央銀行に積む準備預金の金利(現在は0.5%)引き下げを検討していると表明した。これを受け、前日の海外市場ではポンド安が進んだ。準備預金の金利引き下げ検討は銀行貸し出しを促進するための措置。準備預金の金利引き下げを実施すれば、中央銀行に滞留している余剰資金の一部が貸出に向かうと考えられている。同様の措置はすでにスウェーデン中銀が実施している。スウェーデン中銀は7月、準備預金への付与金利をマイナスとした。市場は新たな金融緩和策の芽が浮上したとしてポンドを敬遠しつつあるようだ。
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