2011年11月8日のマーケット予想

株:NYダウ反発
7日の米株式市場は、イタリアのベルルスコーニ首相に対する退陣要求の高まりを受けて、同国の国債利回りが急上昇したことから、欧州債務危機がイタリアにも波及するとの懸念が強まり、下落して始まった。しかし、ECBシュタルク理事が、欧州債務危機は1-2年以内には収束するとの見方を示したことや、ギリシャ与野党が連立政権の樹立で合意し、支援受け入れが順調に進むとの期待感が広がったことなどを背景に、相場は徐々に切り返す展開となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比85.15ドル高の12,068.39ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,785円となっており、市場の予想レンジとしては8,700円−8,850円となっている。

為替:ユーロが下落
7日の外国為替市場では、イタリアの国債利回りが急上昇したことや政治情勢の混迷を受けて、同国に債務危機が波及するのではないかとの懸念が強まったことを背景に、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.37ドル台後半となっている。
本日は、豪9月貿易収支(予想:+30億豪ドル)、英9月鉱工業生産(予想:前月比+0.1%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.50円となっている。

商品:NY原油続伸
7日のNY原油先物取引は、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことに加えて、国際原子力機関がイランの核問題に関する報告書を提出するとの報道を受けて、中東情勢の地政学的リスクが高まるとの懸念などから、買いが優勢となり、4日続伸となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.26ドル高の1バレル95.52ドルで引けた。
NY金先物取引では、イタリアの政情不安を背景に、イタリア国債の利回りが急上昇するなど、ギリシャなどに続きイタリアにも債務危機が波及するのではないかとの懸念から、安全資産としての金に買いが入り、急反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比35.00ドル高の1オンス1,791.10ドルで引けた。