2012年2月20日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
17日の米株式市場は、ギリシャの債務問題をめぐり、20日のユーロ圏財務相会合で1,300億ユーロのギリシャ向けの第2次支援が承認されるとの見通しが広がったことなどを好感し、続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比45.79ドル高の12,949.87ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,480円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。

為替:ユーロが上昇
17日の外国為替市場では、ギリシャへの第2次支援が20日のユーロ圏財務相会合で承認されるとの見方が広がる中で、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台半ば、ユーロドルは1.31ドル台半ばとなっている。
本日は、ユーロ圏財務相会合の動向に注目が集まっている。また、本日は米国市場が休場となっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.30−80.50円となっている。

商品:NY原油続伸
17日のNY原油先物取引は、ギリシャへの追加支援に対する期待感が強まったことや、イラン核開発をめぐり、欧米が制裁姿勢を強めていることなどを背景に買いが膨らみ、3日続伸となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.93ドル高の1バレル103.24ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、中国人民銀行が、金輸入のため、外貨準備高の一部を金の購入に使った可能性があるとの報道などをきっかけに上昇する場面があったものの、その後は、利益確定の売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比2.50ドル安の1オンス1,725.90ドルで引けた。