2012年2月24日のマーケット予想

株:NYダウ反発
23日の米株式市場は、週間新規失業件数が前週比変わらずの35.1万件と市場予想を上回る良好な内容だったことなどを好感し、買いが優勢となった。ただ、NYダウの13,000ドルを目前に利益確定の売りも根強いことから、上値は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比46.02ドル高の12,984.69ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇したことや、対ユーロで円安が進行しており、輸出株などを中心にプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,600円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,550円−9,650円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
23日の外国為替市場では、2月独IFO景況感指数が109.6と市場予想を上回ったことなどを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円近辺、ユーロドルは1.33ドル台後半となっている。
本日は、米1月新築住宅販売件数(予想:31.5万戸)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.50−80.30円となっている。

商品:NY原油続伸
23日のNY原油先物取引は、米株式市場が上昇したことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に買いが優勢となり、6日続伸となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比1.55ドル高の1バレル107.83ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安が進行したことや、原油相場の上昇に連れて、3日続伸となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比15.00ドル高の1オンス1,786.30ドルで引けた。