2012年3月27日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
26日の米株式市場は、バーナンキFRB議長が講演で、失業率を低下させるには経済成長をさらに加速する必要があると述べ、FRBが早期に金融緩和策の解除に動くことはないとの姿勢を示したことなどを好感し、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比160.90ドル高の13,241.63ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,050円となっており、株式市場の予想レンジとしては10,000円−10,100円となっている。
 
為替:ドルが下落
26日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長の発言で、米国の金融緩和が長期間継続するとの見方が強まったことを受けて、ドルが対ユーロで下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は82円台後半、ユーロドルは1.33ドル台半ばとなっている。
本日は、1月S&Pケース・シラー住宅価格指数(予想:前月比-0.2%)、3月米消費者信頼感指数(予想:70.4)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.20円となっている。

商品:NY原油続伸
26日のNY原油先物取引は、バーナンキFRB議長の発言で、金融緩和継続の見方が強まったことなどを背景に買いが優勢となり、中心限月の5月限の終値は、前営業日比0.16ドル高の1バレル107.03ドルで引けた。
NY金先物取引でも、米国の金融緩和が長期間継続するとの見方が強まったことを好感し、続伸して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比23.20ドル高の1オンス1,685.60ドで引けた。