2012年4月16日のマーケット予想

株:NYダウ反落
13日の米株式市場は、中国の第1四半期実質GDPが前年同期比+8.1%と市場予想を下回ったことや、スペインの金融機関のECBからの買い入れが過去最高となり、スペインの金融情勢に対する懸念が強まったことなどが嫌気され、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比136.99ドル安の12,849.59ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,530円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,500円−9,600円となっている。
 
為替:ユーロが下落
13日の外国為替市場では、スペインの金融機関がECBから借り入れた資金が過去最大の3,163億ユーロに達していることが明らかになり、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.30ドル台後半となっている。
本日は、4月NY州製造業景気指数(予想:18.00)、3月米小売売上高(予想:前月比+0.4%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.40−81.30円となっている。
 
商品:NY原油反落
13日のNY原油先物取引は、中国の第1四半期実質GDPが市場予想を下回ったことや、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の5月限の終値は、前営業日比0.81ドル安の1バレル102.83ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高が進行したことや、原油相場の下落に連れて、反落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比20.40ドル安の1オンス1,660.20ドルで引けた。