2012年4月23日のマーケット予想

株:NYダウ反発
20日の米株式市場は、マイクロソフトやゼネラル・エレクトリックの企業決算が市場予想を上回る内容だったことや、4月独IFO景況指数が109.9と市場予想を上回るなど、欧州の経済指標が好調だったことなどを好感し、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比65.16ドル高の13,029.26ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,600円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,500円−9,650円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
20日の外国為替市場では、4月独IFO景況指数が市場予想を上回ったことや、G20が国際通貨基金(IMF)の財源を4,000億ドル以上増強する意向を表明したことなどを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台半ば、ユーロドルは1.32ドル台前半となっている。
市場では、25日の米FOMC、27日の日銀金融政策決定会合に注目が集まっていることに加えて、本日は注目される取引材料が乏しく、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.20−82.00円となっている。
 
商品:NY原油反発
20日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安が進行したことや、米株式市場の上昇に連れて、反発して引けた。中心限月の5月限の終値は、前営業日比0.78ドル高の1バレル103.05ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でドル安が進行したことや原油相場が上昇したことなどを背景に買いが優勢となったものの、インドや中国などの現物筋の買いが鈍っていることが引き続き相場の圧迫材料となり、上値は限定的となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.40ドル高の1オンス1,642.80ドルで引けた。