2012年8月7日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
6日の米株式市場は、ECBによる国債買い取り計画について、これまで批判的だったドイツ政府が協力的な姿勢を示したと伝えられたことを受けて、イタリアやスペインの国債利回りが低下し、欧州債務危機に対する懸念が和らいだことを好感し、買いが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比21.34ドル高の13,117.51ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,740円となっており、株式市場の予想レンジは、8,700円−8,800円となっている。

為替:ユーロが上昇
6日の外国為替市場では、欧州債務問題に対する懸念が後退したことなどを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.24ドル近辺となっている。
本日は、豪準備銀行理事会(政策金利の公表)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.70円となっている。

商品:NY原油続伸
6日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、欧米株式市場が堅調に推移したことを好感し、続伸して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.80ドル高の1バレル92.20ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、続伸して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比6.90ドル高の1オンス1,616.20ドルで引けた。