人間力

  日本人の内向き志向がいわれますが、世界中のどこにいっても、よそ者が活躍したり、必要とされる分野ってそうあるものではありません。もし、身近に見知らぬ外国人が増えたら、まず警戒すべきでしょうね。
  他の国に侵入する外国人は大きく分けて2パターンあります。政治的、経済的に侵略しようとする連中か、自分の住んでいる地域、国は貧しいので出稼ぎに来る人たち。もちろん芸術家とか留学生とか細かく挙げればきりがないのですが、全体的には少数派であり、侵出地域に与える影響も短期的にはそんなに大きいわけではありません。
  一番、たちが悪いのは、前者でしょうね。日本の政治家を恫喝したり、企業からカツアゲしたりする人たちです。日本にとっては、米国人(金融ユダヤ人)が圧倒的に多いですね。普通の白人は頭が悪いので、マン・ツー・マンで勝負すれば日本人が間違いなく圧勝するのですが、背後に大きな力が控えているので、虎の威を借りてとても強い。日本の政治家、企業トップ、官僚は、その辺のことをよくわかっておらず、唯々諾々と従うだけなので、搾取される一方です。
  「日本は閉鎖的」とか「おかしな国だ」とか、さかんに言い立てるのもそういう人たちです。本当は自分たちがいかに恥知らずなことをしているか、卑しいか、世界的にみても嫌われるようなことをしているにもかかわらずです。普通に実力が試される世界では、彼らは間違いなく淘汰されるでしょう。
  日本人は、米国人に対しては極めて弱いですが、欧州人からの要求は軽くあしらいます。それはそれで良識ある行為です。欧州人は米国人をまねてチンピラのようにふるまおうとするのですが、力は弱いし、迫力がないので、あっさりと見抜かれています。何の後ろ盾もない白人が偉そうにいばりくさる時代は終焉しつつあるということです。
  一方、後者の出稼ぎの人たちは、生命力が強いですね。最近は中国の方が景気がいいので、かつてのように中国人の密入国とか不法就労というのは減ってはいますが、いまだに後を絶ちません。
  韓国人なんかも韓流がどうの、文化がどうの、最近は意気盛んですが、自国のマーケットが小さく、基本的には貧しい国なので、わざわざ新大久保にまで出稼ぎに来ないと、食っていけないのです。一定のマーケットはあるので、過度に目立たず、謙虚にやっていけばいいと思うのですが、他国から侵略され続けてきた長い歴史がトラウマとなり、根が卑しいので、どうしてもところどころで本性が表れてしまいます。
  だから、進出先のどこの国でも、摩擦が起こり、「韓国人」というのは、いくら彼らが飾りたて、立派な民族であると言い立てようとも、本質的にはリスペクトされないし、所詮、韓国人は韓国人という扱いしか受けられません。
  まあ、それでも、彼らなりに必死に頑張っているし、経済的に迷惑を掛けない分、欧米人よりましということでしょうか。私たちの社会そのものが、低賃金労働者を必要としているので、治安や民度の低下、スラム化のリスクはあるものの、ある程度は受け入れざるを得ないという側面もあります。
  海外に出ると、「自分探しの旅」に出たまま、漂流し、現地の人にも迷惑をかけるどうしようもない日本人もいますが、総じて、日本人はカネ払いはいいし、中国人、韓国人と違ってマナーも良く、欧米人のように無理やり自分の価値観を押し付けることもしないので歓迎されます。
  世界の誰も踏み入れないような奥地で、地道に活躍している日本人は多いし、リスペクトされていますよね。中国から援助を受けていた国が、日本人とのパートナーシップを模索する動きなんかも出ていて、無理に肩肘を張らず、力を誇示しない、日本人の人の良さ、約束を律儀に守る信頼性の高さが、じわりじわりと評価されている形です。
  これこそまさに「王道」ですよね。政治力や軍事力、カネの力で、他者を支配しようとする人たちは、一時的にはうまくいくかもしれませんが、決して長続きはしないし、侵出する方、される方、お互いにとって、不幸な結果をもたらします。
  他者から搾取することで成り立ってきた、欧米主導の金融資本主義は近いうちに破たんするでしょう。その後、どう生きていくか。10年、20年は混乱が続くでしょうね。金融ユダヤ人は知能が高いし、狡猾な人たちなので、生き延びていくでしょうが、白人は怠惰だし頭も悪いので、アジア人が駆逐してしまうでしょう。黒人、ヒスパニック系なんかも同様。イスラム圏の人たちは、頑固に自分たちのスタイルを守り、侵略者を寄せつけないでしょう。
  どんな時代になろうとも、日本人は総合的に人間力が高いので、日本人らしく生きていれば、いろいろと必要とされる分野も多いでしょうから、生き残っていけるでしょう。
  金融緩和で、しばらくは延命し、欧米人が偉そうにいばりくさる構図は続くでしょうが、そんなに長くはないでしょう。頭を切り替えて次の時代に臨む必要があります。