冬バテ

  今年の冬は寒すぎます。12月中旬あたりからすでに、真冬並みの寒気に覆われ、1月に入っても気温は低迷したままで、気圧配置ががらりと変われば、少しは寒さもゆるむかとも思いますが、今のところその兆しはありません。
  今年はダイエットの影響で、昨年同時期と比べると体重が10キロ強減っているので、文字通り寒さが骨身に染みます。もともと寒がりなのですが、今年は厚着をしても、うっすらと寒さを感じることが多くなりました。
  人によって体質が違い、季節の感じ方はそれぞれですが、私の場合、冬は苦痛以外のなにものでもありません。朝起きてもすっきりしないし、寒くて布団から出るのがおっくうだし、日中もぼーっとしていたりします。頭痛や体調不良になるときも夏と比べて多いですしね。
  以前は外に出るのも嫌だし、家にいても何もする気が起きないようなこともありました。最近は、体質改善に努め、さすがにそういうことはほとんどなくなりました。それでも冬は苦手です。
  気温が低いと体の細胞の活動が低下する人と、逆に大して気温の低さは影響しなかったり、活動が活発化する人もいると思います。人それぞれですね。私の場合は間違いなく前者です。
  逆に夏なんかは絶好調なんですけどね。朝の目覚めはいいし、日中も夜間も頭の働きが冴え、体の動きも切れまくっています。特に夏の終わりにかけて運気が上昇し、絶頂を迎えるのを感じます。夏バテとは完全に無縁です。
  昔はよく、「子どもは風の子」なんて言われて、寒さなどへっちゃらだとされてきましたが、私は子どもの頃から、冬がダメな人でした。
  幼稚園や小学校の頃は、冬場は最低でも2、3回は熱を出して、大崩れしていました。外で長時間遊んだりするともうアウトですね。その日は何ともなくても、翌朝高熱を発するなんて、日常茶飯事でした。小学校高学年ぐらいになると、休み時間は学校のストーブの近くにいる方が楽で、長距離走やサッカーは得意な方でしたが、それでも体育の時間は苦痛でした。
  今年は正月3が日に親戚が集い、小さい子たちと動物園に行くことになったのですが、時々日が差して、温かく感じることはあったものの、日中の最高気温は9度。時々、風が吹いて体温を奪われました。ユニクロのヒートテックを着ていたのですが、そんなものは気休めにすぎませんね。まあ、ダウンジャケットでも着ていればよかったのでしょうが、Pコートのみで、マフラーをするのを忘れたので、寒くて仕方ありませんでした。
  私はそのような状態でしたが、子どもたちは元気いっぱいで、園内を駆け回り、揚げ句の果てには「アイスクリームが食べたい」と言い出す始末。とてもついていけませんでした。帰宅してすぐに風呂に入り、暖房の効いた部屋で湯冷めしないようにしたので、特に風邪などを引きませんでしたが。
  こうなると、冬に強い人はうらやましいですね。今では冬場に体調を崩すことは少なくなりましたが、秋から冬に変わる時期に毎年のように風邪をひきますし、冬は乗り越えても、春先に花粉症に苦しめられるようになりました。基本的には晩秋から春先にかけて苦しい時期が続きます。
  この先もつらい厳しい冬、そして、昨年ほどではないにしても、花粉がびゅんびゅん飛び回る季節が待っていることを憂鬱極まりないですね。ことしはとにかく冬が長すぎます。早く夏が来てほしい。