哀れな世界帝国

  本日発表の中古住宅販売戸数、フィラデルフィア連銀景況指数は、いずれもネガティブサプライズ。にもかかわらず、ドル・円はいったん下がったものの上昇、先物も「9570」を一瞬割って、戻しました。
  政策介入を織り込みつつあるということです。実体経済は、ボロボロにもかかわらず、粉飾を続ける姿勢が明確になりつつあります。
  さっさとゲーム・オーバーで、堕ちてしまえばいいのですが、悪あがきを続けるようです。あと半年もつかどうか? こんな詐欺国家といつまでも付き合っていては、こちらも道連れにされるだけです。
  心情としては分からなくはないが、尖閣問題で中国と無用の対立をしている場合ではないのです。最悪のタイミングでした。石原慎太郎という人物が米国の操り人形の亡国の輩であることがはっきりしましたね。
  米国はもはや自力で冷戦をやる能力がないので、日本をけしかけて中国にぶつけようとしているだけのことです。どうしてそんな単純な事実を見抜けないのか?
  領土紛争を解決するには、戦争か話し合いかいずれかしかありえませんが、日本が中国と戦争して勝てるわけがありません。米国の虎の威を借りて偉そうにしている自衛官が大量死し、領土を失うだけの話です。
  双方、さわらぬ神にたたりなしで、日本が実効支配するまま、現状維持でいいはずなのに、やらなくてもいいことをやってしまいました。
  中国に対して望みたいのは、さっさと米国に対して引導を渡すことですね。人民元の弾力化の発表はいいタイミングでした。
  中国は新しい経済体制に移行するということを正式に表明したと考えていいでしょう。もちろん変化は急に起こりませんが、じわりじわりと、内需シフトし、大方の予想に反して、強い経済をつくり上げることでしょう。
  仕事もせず、金融ばくちと不動産ころがしに明け暮れる米国のとばっちりを受けるのだけはまっぴらです。一日も早い、米国国家破綻を願ってやみません。