相場と脳の関係

  最近は、脳科学とやらがブームらしいですけど、相場にかかわっていると、常に頭をクリアにしておく必要があるので、そういう意味でも脳の健康を保つことは大切といえるでしょう。なんだかんだいって、相場と対峙するということは頭脳戦です。頭の調子が悪ければ勝ち続けることは不可能です。
  基本的には、株にせよ先物にせよFXにせよ、最近の相場は、マイナス・オーラで満ちているので、頭を“侵されない”ことが大切です。1年くらい前ならまだしも、最近では、一部の金融機関が暴利をむさぼるためと、米国のメンツを保つためだけに、相場は動いているので、まともにかかわると、精神を病んでしまいます。
  脳の健全さと、運気は、リンクしていると考えていいでしょう。だから、マイナス・オーラを発するものとはできるだけ関わらないようにした方がいい。だから、相場にあまりのめりこむのは良くないと思います。
  いかに作られた相場とはいえ、2007年頃の上昇一辺倒の相場は、健全でしたね。ある意味。時々、ライブ・ドア・ショックだの、チャイナ・ショックだの、暴落に振り回されることはありましたが、テクニカルやファンダメンタルが非常によく機能していました。まともに向き合うなら、あのような相場でしょうね。
  チャートを逆さにすれば、最近も“上昇一辺倒”の相場と考えられなくはないですが、為替介入だの、QE2だの政策によってぶれる上、基本的には、米国経済はすでに終わっているのに、無理やり値を維持しているので、自然な動きは期待できず、あまりトレードに適した環境ではないですね。脳を健全な状態に保ち、次への活力を維持するには、やはり、相場と適度な距離を置くことでしょう。
  そうした努力に加え、自分が楽しいと思うもの、心地よいと思うもの、プラスのエネルギーと感じるものに触れることが大切です。脳内を幸せで穏やかな状態をキープしやすくなります。
  あと、重要なのは、食生活ですね。自分の体質に合わないものは食べないことです。極端な偏食はよくないですが、子供が食べ物の好き嫌いをいうのは、理由があるのです。自分の体が受け付けないものを素直に拒否しているにすぎない。
  だから、子供のころ嫌いだったものを食べれたからといって、それが偉いということにはならない。もちろん大人になって体質が変わって、受け入れられるようになるということはあるでしょうが、直感は大切にした方がいいです。
  中には、化学調味料や人工甘味料を積極的に摂ることで脳の働きがよくなる人もいるらしいです。人それぞれ、自分流の調整方法を見つけることが大切ですね。