脳の働き

  株式にせよ、指数先物にせよ、FXにせよ、コモディティーにせよ、トレードは頭脳プレーです。私の知る限り、勝ちを重ねられるプレーヤーは、脳の働きが、ほかの人より優れている人が多いです。
  脳の働きといっても、いろいろとあって、生まれついて勝負運が強い人とか、チャートのイメージ力がすごい人、予知能力が優れている人、ファンダメンタルを中心に理詰めで考える力がある人、危機察知能力があって大きく負け越さない人などなど、人それぞれですね。
  特殊能力を持っている人は、脳の特定の部位に流れる血流量が、普通の人と比べて、飛びぬけて多いのだそうです。トレードに限らず、人それぞれ個性や能力の違いがあるのは、人によって血液の巡りのよい脳の箇所が違うからでしょうね。
  声が大きい人は、その人の脳の声帯を働かせる部位や、言語を発する部位の血流量が多いだけでなく、他人の脳の声を発する部位の血流量を委縮させる力があるのだそうです。だから、声の大きい人の主張や意見が通りやすいというのは、他人を犠牲にして成り立っているということがいえると思います。
  だから、人は他人の脳にも働きかける能力があるのです。例えば、一緒にいて楽しい人というのは、その人が自分の脳の楽しいと感じたり、わくわくしたりする部位の血流を増やしてくれる人と言えます。逆に自分とは肌が合わない人は、そうした部位の血流量を減らすことで、不快にさせる要素を持っているということになります。
  人だけでなく、自分が楽しいと思うこともそうですよね。楽しいものは脳にポジティブに働きかけてくれるし、逆に楽しくないものは、脳を委縮させてしまいます。音楽とか、食べ物とか、脳に影響を与えるものは様々です。好き嫌いとはそういうことではないでしょうかね。
  だから、日ごと心がけたいのは、脳に悪影響を与える人とか、物はなるべく避けることです。食べ物なんかまさに典型的ですよね。嫌いな食べ物は本能的に脳が拒絶するのです。だから、無理に嫌いなものを食べてはいけません。特にニンジンや、シイタケ、リンゴ、ナスといった食べ物は、人によってはうつ症状を悪化させる可能性もあります。もちろん、これらの食べ物が脳に好影響だという人もいます。
  だから、相性のいいもの、悪いものを識別する訓練が日ごろから大切ですね。そうしたことを意識すると、日常生活はかなり変わってくるのではないかと思います。
  トレードもそうですね。皆さんも、トレードに向いているかどうかも含めて、ご自身が何に向いているのか、どんな面で優れているのかということを考えてみるといいと思います。トレードへの取り組みが少しは変わってくるのではないでしょうかね。