5月1日のポイント

  徐々にレンジを切り下げています。先週は、FOMCと日銀金融政策決定会合が注目されましたが、決定打とはならず、週末の米1~3月期GDPが予想を下振れたことでドル・円が下抜つつあります。80円台はもしかするとこれが最後かもしれません。84円台をつけたときは、上げたりないような動きも見せましたが、所詮は破たん国通貨ですね。あるとしたら、イラン攻撃とか、北朝鮮に何かやらせて、無理やり値を吊り上げることでしょうか。そうなればそうなったで分かり易い動きになるでしょうから、ロングで乗るだけの話です。
  今週は早いもので5月第1週。雇用統計発表があります。先月は見事にレンジを下にブレイクしました。今月も新規失業保険申請件数からすると、おそらく順当にネガティブサプライズとなることでしょう。
  海外もメーデーの休日などがあるので、基本的には様子見ムードが続き、イベントにからめて、トレンドが鮮明になっていくという感じでしょうかね。
  勝負は5月2週目以降です。例年、5月は売られやすい時期であり、今年の場合は、フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙と、欧州問題がきわどい状況になる可能性があるので、売られる原因に事欠きません。
  連休はしっかり羽を伸ばして鋭気を養い、次の展開に備えましょう。