9月第1週目 テクニカル分析と戦略

  いよいよ9月相場に突入します。欧米勢がバカンスから開けて、秋から年末にかけて本格的な動きが展開されていくことが予想されます。これまで再三、先送りしてきた欧州の金融問題についても、いよいよ何らかの動きが出てくることでしょう。いや、そろそろどうするのか、否応なく結果を出さなければならない時が来ているのです。
  まだ、方向性は見えないし、このままうやむやにして、すっきりしない動きがさらに強まることも懸念されます。どのような動きをしても対応できるよう、しっかり準備し、分かりやすい動きが見えてくれば、一気に勝負をかける。わずかなチャンスをものにするスタンスが求められます。
  今週は皆さんご承知の通り、毎月第1週のビッグ・イベントである、週末の米8月雇用統計の発表があるほか、ISM景況指数(製造業非4日23:00、製造業6日23:00)が公表され、経済指標に左右される展開になります。
  基本的には、動きが見えるまで触らないのが鉄則。細かい動きに一喜一憂していたら足元をすくわれかねません。日足を基に、テクニカル分析をしておきたいと思います。

【ドル・円 日足】
20120892 usdjpydaily


【日経225先物 日足】
20120902 nk225daily