震災で4元連立方程式化した財政問題(子供たちにツケを残さないために、いまの僕たちにできること)

戦後最大の危機:4元連立方程式をどう解くか  日本は今、間違いなく、戦後最大の危機に直面している。しかも、(1)財政・社会保障改革、(2)震災復興、(3)原発問題・電力不足問題、(4)衆参ねじれ現象という4元連立方程式だ。この複雑な4つの方程式を同時に解かねばならない。  まずは、(1)財政・社会保障である。急速な少子高齢化の進展に伴い、日本の財政は悪化を続けている。公債残高は対GDPで200%に達しつつある。この背後には、毎年約1兆円のスピードで膨張する社会保障予算(年金・医療・介護)と恒久化している財政赤字の存在がある。財政破綻リスクを低下させ、世代間格差の改善を図るためには、財政・社会保障改革が喫緊の課題であることはいうまでもない(関連記事)。

日経平均始値9765.28円

外国人売買動向
買い 29500000株
売り 22000000株
差引き 7500000株買い越し

NYダウ 12,350.61 +71.60
ナスダック 2,776.79 +19.90
NY原油 104.27 -0.52

日経平均先物前日比プラス50円の9760円で取引スタート。
前日のニューヨークダウ平均は続伸。

デイトレード値動き注目銘柄
6481 THK
6140 旭ダイヤモンド
4185 JSR
7613 シークス
7259 アイシン精機
6460 セガサミーホールディングス
9697 カプコン
4819 デジタルガレージ
6728 アルバック
3632 グリー
3092 スタートトゥデイ


2011年3月31日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
30日の米株式市場は、同日発表された3月ADP全米雇用報告が前月比+20.1万人とほぼ市場予想と一致し、米雇用情勢の回復が確認され、今週末の雇用統計への期待感が高まったことに加えて、これから本格化する企業決算への期待感などを背景に、堅調に推移し、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比71.60ドル高の12,350.61ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇していること、為替市場でも円安・ドル高基調となっており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,770円となっており、市場の予想レンジとしては9,600円−9,850円となっている。

為替:ユーロが上昇
30日の外国為替市場では、欧州中央銀行のビーニ・スマギ専務理事が段階的に金利を上げる意向を示したことを受けてユーロがドルや円に対して堅調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は83円近辺、ユーロドルは1.41ドル台前半となっている。
本日は、豪2月小売売上高(前月比+0.4%)、ユーロ圏3月消費者物価指数(予想:前年比+2.3%)、週間新規失業保険申請件数(予想:38.0万件)、3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:70.0)など注目される経済指標の発表が予定されている。さらに、タルーロFRB理事などが講演を行う予定となっており、当局者の発言にも注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.80円となっている。

商品:NY原油反落
30日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計において、原油在庫が先週比290万バレル増と、市場予想を上回る積み増しとなったことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の5月限の終値は、前日比0.52ドル安の1バレル104.27ドルで引けた。
NY金先物取引では、中東・アフリカ情勢の先行き不透明感を背景とした押し目買いが優勢となり、5日ぶりに反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比7.60ドル高の1オンス1,423.80ドルで引けた。      

                                                                                          

政府がすべきこと  「政治主導」で官邸機能不全(時事深層)

原子力発電所事故、被災者支援、物流、円高…。押し寄せる複合危機に、官邸・民主党の機能不全が顕著だ。はき違えた「政治主導」が混乱を増幅している。  「地震発生以来、首相官邸の混乱は続いている。最初の5日間ほどは、誰がどのように物事を決めているのかすら明確でなかった」  官邸詰めの官僚、各省庁の幹部は異口同音にこう明かす。  東日本大震災による危機レベルは、あらゆる意味で1995年の阪神・淡路大震災のそれを上回る。被害地域が広範に及び、原子力発電所の事故、被害者の救済と生活支援の遅れ、物流網の途絶、電力不足など、複合的な危機が押し寄せている。こうした事態に直面した時こそ、首相官邸のリーダーシップの下、与党と一体で多方面にわたる課題への迅速な対応が欠かせない。

2011年3月30日のマーケット予想

株:NYダウ反発
29日の米株式市場は、同日発表された米1月S&Pケース・シラー住宅価格指数が前月比-0.2%、米3月消費者信頼感指数が63.4と前月の水準より悪化したことが嫌気され、下落して始まった。しかし、これから本格化する企業決算への期待感を背景に、じりじりと値を上げ、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比81.13ドル高の12,279.01ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇していること、為替市場でも円安・ドル高基調となっており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,500円となっており、市場の予想レンジとしては9,400円−9,600円となっている。

為替:円が売られる
29日の外国為替市場では、米セントルイス連銀のブラード総裁がFRBの国債買い取りプログラムの規模を縮小する可能性を示したことから、米国の金融引き締め観測が浮上し、米2年債利回りが0.8%台に上昇したことに加えて、ユーロでも、前日のトリシェ総裁の発言を受けた利上げ観測が浮上したことなどから、ドルやユーロが買われ、円が幅広い通貨に対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は82円台半ば、ユーロドルは1.41ドル近辺となっている。
本日は、3月ADP全米雇用報告(予想:+20.0万人)などの経済指標の発表に加えて、米7年債の入札などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.80−83.00円となっている。

商品:NY原油反発
29日のNY原油先物取引は、リビア情勢について、多国籍軍の援護を受けた反政府勢力が優勢となり、リビアの石油供給の再開に対する期待が高まり、下落して始まった。しかし、リビアの全油田は国際的な経済制裁の対象となっており、市場に流通するまでには時間がかかるとの見方が浮上し、じりじりと値を戻す展開となり、中心限月の5月限の終値は、前日比0.81ドル高の1バレル104.79ドルで引けた。
NY金先物取引では、米金融当局幹部が超緩和政策からの出口戦略を示唆する発言をするなど、米国の金融引き締め観測が強まったことに加えて、米経済指標が堅調な内容だったことから、安全資産としての金は軟調に推移し、4日続落となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比3.70ドル安の1オンス1,416.20ドルで引けた。      

                                                                                          

金融・証券・FX情報専門のまとめサイト