株:NYダウ続伸
21日の米株式市場は、ギリシャのデフォルト回避に向けて、1,300億ユーロのギリシャ向けの第2次支援策が承認されたことを好感し、NYダウは一時2008年5月以来の13,000ドル台に乗せた。ただ、その後は利益確定の売りに押され、上げ幅を縮小する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比15.82ドル高の12,965.69ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が小幅の上昇にとどまったことや、最近の上昇基調を受けた利益確定の売りが出やすいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,480円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,400円−9,500円となっている。
為替:ユーロが上昇
21日の外国為替市場では、ギリシャへの第2次支援策が承認されたことを受けて、ユーロが堅調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は79円台後半、ユーロドルは1.32ドル台半ばとなっている。
本日は、注目される経済指標の発表などもなく、取引材料に欠ける一日となっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.30−80.00円となっている。
商品:NY原油続伸
21日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、イランが英仏企業向けの原油輸出を停止したことなどを背景に、大幅続伸となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比2.60ドル高の1バレル105.84ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、原油相場の上昇に連れて、反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比32.60ドル高の1オンス1,758.50ドルで引けた。