株:NYダウ続落
28日の米株式市場は、米2月耐久財受注が前月比+2.2%となり、市場予想を下回ったことや、原油相場の急落を受けてエネルギー株や資源株などに売りが入り、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比71.52ドル安の13,126.21ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,130円となっており、株式市場の予想レンジとしては10,050円−10,200円となっている。
為替:円の買い戻し
28日の外国為替市場では、年度末を控えて、リパトリエーション(本国への資金還流)の動きが活発化し、円が買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は82円台後半、ユーロドルは1.33ドル台前半となっている。
本日は、ユーロ圏3月消費者信頼感指数(予想:-19.0)、週間新規失業保険申請件数(予想:35.0万件)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.30円となっている。
商品:NY原油反落
28日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比710万バレルと大幅な積み増しとなったことや、フランス政府が戦略石油備蓄の放出をめぐり米英と協議しているとの報道などが嫌気され、4日ぶりに反落して引けた。中心限月の5月限の終値は、前営業日比1.92ドル安の1バレル105.41ドルで引けた。
NY金先物取引では、主要金塊輸入国インドで金に対する関税引き上げに反発するストライキが継続し、実需筋の買いが減退しているとの懸念が嫌気され、続落して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比27.00ドル安の1オンス1,657.90ドで引けた。