株:NYダウ反発
3日の米株式市場は、5月製造業新規受注が前月比+0.7%と市場予想を上回る上昇となったことや、原油相場の上昇を背景にエネルギー株に買いが入ったことなどが好材料となり、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比72.43ドル高の12,943.82ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場とってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,145円となっており、株式市場の予想レンジは、9,050円−9,200円となっている。
為替:ユーロが上昇
3日の外国為替市場では、5日のECB理事会に備えて、これまで下落してきたユーロを買い戻す動きが強まった。また、豪準備銀行理事会で、国内の経済指標が堅調だったことなどから、政策金利を3.5%に据え置いたことを好感し、豪ドルが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台後半、ユーロドルは1.26ドル近辺となっている。
本日は、米国が独立記念日で休場となり、市場参加者が減少することや、5日のECB理事会、6日の雇用統計を控える中で、様子見ムードが強まっていることなどから、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.50−80.00円となっている。
商品:NY原油反発
3日のNY原油先物取引は、イランがホルムズ海峡封鎖法案の準備をしていることや、軍事演習で中距離ミサイルの試射を行うなど、中東圏の地政学的リスクが高まったことや、中国、欧州で追加金融緩和が高まったことなどを好感し、大幅反発となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.91ドル高の1バレル87.66ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場の上昇に連れて、大幅反発となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比24.10ドル高の1オンス1,621.80ドルで引けた。