カテゴリー別アーカイブ: 日経225ニュース

日経225先物に特化したニュース・情報です。

8月19日のポイント

  ドル・円が崩れないので、方向性が分かりません。先物は戻すとしたら、9060がポイントになります。夕方、崩れたことで、下値達成感が出るのか、それとももうしばらく9000台には戻せないのか、あるいは二度と9000台は訪れないのか、皆目わかりません。
  方向性は下であることは、ここ数日来わかっているのですが、どうエントリーしていいのかわからない。昨日のオーバーナイト・ショートも昨日一日の値動きをみれば、9030で確定して正解だったが、本日の動きをすると、もっと大胆に引っ張っていいとも思う。難しい。

10870
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10200 直近高値
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10040 震災後戻り高値
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9710 6月28日高値
9690 
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9600
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9520~9530
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9200
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9000 50%押し
8800
8710 61.8%押し
8400
8320 76.4%押し
7800 震災後安値

ラーメン道 くせになる味 日本橋編1

  立秋を過ぎましたが、東京は連日、日中の最高気温が35度前後と、厳しい残暑が続いています。7月末に天候不順で「今年は冷夏か」と思ったのもなんのそのパワー全開の夏でした。
  猛暑は、辛い物を食べて乗り切ろうという、ありきたりな企画ですが、担々麺好きの私としては、今こそ、知らないお店を訪れる好機ととらえ、食べログを検索してみると、「くせになる味」という口コミのコメントが目に止まり、日本橋・馬喰町の「虎穴(フーシュエ)」というお店に行ってきました。


  日本橋といっても広く、山手線の東京-神田以東の隅田川に囲まれたエリアで、馬喰町は東側の繊維問屋などが入る、中小の雑居ビルが密集する、商業エリアです。
  JR総武線・馬喰町、都営新宿線・馬喰横山、都営浅草線・東日本橋の3駅が最寄駅です。JR馬喰町駅はかつて、日本で一番深い地下にある駅(地下約30メートル)として有名でしたね。今では、かなり深いところに地下鉄の新線が走っていたり、青函トンネルがあるので、驚くほど地下深くにあるというわけではないようですが。
  虎穴は、雑居ビルを改装しており、「中華料理店」ではなく、「チャイニーズレストラン」と銘打っているだけあって、店の外観はカフェのような感じで、内装もシックで落ち着いた感じでした。
  午後1時過ぎに訪れると、5人ほどが店外にならんでいましたが、すぐに入店でき、人気メニューの担々麺(800円)、おにぎり(50円)を注文しました。
  担々麺を頼むときはぜひ、ご飯ものを注文してほしいと思います。辛いスープがご飯の甘さで中和され、絶妙なバランスです。私はキムチ・チゲやトム・ヤム・クンに直接、ご飯を入れて食べるのが好きです。
  やや脇道にそれましたが、虎穴の店員はフロア担当が2人、奥の厨房に3人いました。新興ラーメン店同様、若い人がつくる店で、対応は食べログの口コミ通り、丁寧でした。
  ただ、お昼時で混雑していたとはいえ、注文から料理が出るまで15分以上かかり、その一方でおにぎりの方は注文直後に出されるという、やや顧客への気配り、心遣いを欠いていたと思います。
  慇懃無礼とまではいかないとしても、形だけはうまくできているものの、仏作って魂入れずというか、細やかさが足りず、厨房とフロアのチームワークも、うまくいっているようには見えませんでした。


  お腹がすいていると、いらいらしがちなので、いろいろと難点を挙げてしまいましたが、待ちに待った担々麺が出てきました。外見は赤いスープにひき肉、チンゲンサイがのった定番の担々麺でした。
  ところがです。スープを口にすると、「これがくせになる味なんだな」と納得する味でした。普通というか、四川飯店系統の担々麺は、やや酸味をきかせたラーメンを、ゴマベースの辛みスープの層で覆う2層構造で、その上にトッピングがのるというスタイルですが、虎穴のは、ゴマ風味の辛みスープ1層のみで、しかもそれがとても濃厚かつ、深みのある辛さでした。
  2層スープの担々麺は味にアクセントがつき、食べていて飽きないのですが、この1層スープも決して悪くない、というか大好きな味でした。麺も私はどちらかというと細めの麺が好きなのですが、虎穴の麺は中太で、スープとマッチしていました。おにぎりとの組み合わせもいいですね。担々麺が止まらなくなります。
  長時間待たされましたが、待ったかいがあったと思います。わずか5分ほどで間食してしまいました。


  この辺のサラリーマンやOLの皆さんは、昼食時に虎穴に行けてうらやましいなぁと思いながら、周辺のビル街を散策、暑い中でしたが、ほしい本があったので、ダイエットもかねて、神田・神保町まで歩くことにしました。


  大手町方向に東へ向かって歩くと東京工業品取引所がありました。今は資源や貴金属、レアメタルが高騰しているので、盛況なんでしょうね。多分。一応、口座はあるので、研究してCX取引もやってみようかな。
  北寄りのルートでしたが、日本橋の南側には、茅場町があり、私たちとかかわりの深い東京証券取引所や証券会社が立ち並びます。日本橋というのは、江戸時代から商業の街なんだなということをあらためて感じました。


  さらに進むと入口に大きなのれんがかかる、日本橋・三越があります。百貨店業界も構造不況ですが、ここだけは、これからもずっと変わらないのでしょうね。


  やや北寄りを歩くと、日銀本店が。独特の威圧感と存在感があり、さすが中央銀行という感じです。日本経済の歴史とともに、存在してきたんだなという特別な思いにかられます。
  でも、最近の円高をめぐる動き、金融緩和を見る限り、結局はアメリカ様のATMなんですよね。米国債や得体のしれないETFを買うんじゃなくて、金や価値のある実物資産を買いませんか? 日本経済の砦なんですから、私たちを困窮に陥れる前に、何とかしてほしいものです。白川総裁様。

ラーメン道 くせになる味 日本橋編1

  立秋を過ぎましたが、東京は連日、日中の最高気温が35度前後と、厳しい残暑が続いています。7月末に天候不順で「今年は冷夏か」と思ったのもなんのそのパワー全開の夏でした。
  猛暑は、辛い物を食べて乗り切ろうという、ありきたりな企画ですが、担々麺好きの私としては、今こそ、知らないお店を訪れる好機ととらえ、食べログを検索してみると、「くせになる味」という口コミのコメントが目に止まり、日本橋・馬喰町の「虎穴(フーシュエ)」というお店に行ってきました。


  日本橋といっても広く、山手線の東京-神田以東の隅田川に囲まれたエリアで、馬喰町は東側の繊維問屋などが入る、中小の雑居ビルが密集する、商業エリアです。
  JR総武線・馬喰町、都営新宿線・馬喰横山、都営浅草線・東日本橋の3駅が最寄駅です。JR馬喰町駅はかつて、日本で一番深い地下にある駅(地下約30メートル)として有名でしたね。今では、かなり深いところに地下鉄の新線が走っていたり、青函トンネルがあるので、驚くほど地下深くにあるというわけではないようですが。
  虎穴は、雑居ビルを改装しており、「中華料理店」ではなく、「チャイニーズレストラン」と銘打っているだけあって、店の外観はカフェのような感じで、内装もシックで落ち着いた感じでした。
  午後1時過ぎに訪れると、5人ほどが店外にならんでいましたが、すぐに入店でき、人気メニューの担々麺(800円)、おにぎり(50円)を注文しました。
  担々麺を頼むときはぜひ、ご飯ものを注文してほしいと思います。辛いスープがご飯の甘さで中和され、絶妙なバランスです。私はキムチ・チゲやトム・ヤム・クンに直接、ご飯を入れて食べるのが好きです。
  やや脇道にそれましたが、虎穴の店員はフロア担当が2人、奥の厨房に3人いました。新興ラーメン店同様、若い人がつくる店で、対応は食べログの口コミ通り、丁寧でした。
  ただ、お昼時で混雑していたとはいえ、注文から料理が出るまで15分以上かかり、その一方でおにぎりの方は注文直後に出されるという、やや顧客への気配り、心遣いを欠いていたと思います。
  慇懃無礼とまではいかないとしても、形だけはうまくできているものの、仏作って魂入れずというか、細やかさが足りず、厨房とフロアのチームワークも、うまくいっているようには見えませんでした。


  お腹がすいていると、いらいらしがちなので、いろいろと難点を挙げてしまいましたが、待ちに待った担々麺が出てきました。外見は赤いスープにひき肉、チンゲンサイがのった定番の担々麺でした。
  ところがです。スープを口にすると、「これがくせになる味なんだな」と納得する味でした。普通というか、四川飯店系統の担々麺は、やや酸味をきかせたラーメンを、ゴマベースの辛みスープの層で覆う2層構造で、その上にトッピングがのるというスタイルですが、虎穴のは、ゴマ風味の辛みスープ1層のみで、しかもそれがとても濃厚かつ、深みのある辛さでした。
  2層スープの担々麺は味にアクセントがつき、食べていて飽きないのですが、この1層スープも決して悪くない、というか大好きな味でした。麺も私はどちらかというと細めの麺が好きなのですが、虎穴の麺は中太で、スープとマッチしていました。おにぎりとの組み合わせもいいですね。担々麺が止まらなくなります。
  長時間待たされましたが、待ったかいがあったと思います。わずか5分ほどで間食してしまいました。


  この辺のサラリーマンやOLの皆さんは、昼食時に虎穴に行けてうらやましいなぁと思いながら、周辺のビル街を散策、暑い中でしたが、ほしい本があったので、ダイエットもかねて、神田・神保町まで歩くことにしました。


  大手町方向に東へ向かって歩くと東京工業品取引所がありました。今は資源や貴金属、レアメタルが高騰しているので、盛況なんでしょうね。多分。一応、口座はあるので、研究してCX取引もやってみようかな。
  北寄りのルートでしたが、日本橋の南側には、茅場町があり、私たちとかかわりの深い東京証券取引所や証券会社が立ち並びます。日本橋というのは、江戸時代から商業の街なんだなということをあらためて感じました。


  さらに進むと入口に大きなのれんがかかる、日本橋・三越があります。百貨店業界も構造不況ですが、ここだけは、これからもずっと変わらないのでしょうね。


  やや北寄りを歩くと、日銀本店が。独特の威圧感と存在感があり、さすが中央銀行という感じです。日本経済の歴史とともに、存在してきたんだなという特別な思いにかられます。
  でも、最近の円高をめぐる動き、金融緩和を見る限り、結局はアメリカ様のATMなんですよね。米国債や得体のしれないETFを買うんじゃなくて、金や価値のある実物資産を買いませんか? 日本経済の砦なんですから、私たちを困窮に陥れる前に、何とかしてほしいものです。白川総裁様。

8月18日のポイント

  相場は、しばらく今の水準から動かしたくないような感じです。夏休みというのもあるでしょう。引き続き、1ドル=77.10、先物9150~9160に注視。

10870
10780
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10200 直近高値
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10040 震災後戻り高値
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9710 6月28日高値
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8320 76.4%押し
7800 震災後安値

書評 為替占領

為替占領 もうひとつの8.15 変動相場制に仕掛らけれたシステム
為替占領 もうひとつの8.15 変動相場制に仕掛らけれたシステム
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  この8月15日は1941年のニクソン・ショックから40年で、米国債の大量償還、借り換えが発生することから、市場関係者の間では、8月2日の米国の債務上限引き上げリミットと合わせて、“Xデー”とささやかれていました。結局、どういうトリックを使ったのかは知る由もありませんが、一応、平和な取引が行われているので、何とか乗り切ったようです。
  まさに絶妙のタイミングで出版されたのが、岩本沙弓著「為替占領」(ヒカルランド、1600円)です。著者は元外為ディーラー。この本は、先日紹介した吉川元忠著(故人)の「マネー敗戦」を踏まえつつ、昨今の金融市場の情勢から米国のデフォルトについて警鐘を鳴らしています。
  日本人が汗水たらして働き、せっせと積み上げた貿易黒字が結局、ドル安によって目減りし、実質的に米国の借金棒引きにつながり、日本全体が貧しくなるという事実を広く世に知らしめた、マネー敗戦ほどのインパクトは、はっきり言ってありません。
  吉川氏の著書は、それまでほとんどと言って語られてこなかった、為替制度の陰部をあぶり出し、それに追随していろんな書物がたくさん出されています。余談ですが、吉川氏はマネー敗戦と関連の書籍を相次いで出した直後から、いやがらせを受け、亡くなった理由にも不審な点があると指摘されています。陰謀論的で、真偽のほどは定かでないですが、米国やそれに追従する日本の当局にとって都合の悪い書物であったことは想像に難くありません。
  岩本氏の為替占領は、為替取引の現場を知っている人でしか書けない真実がちりばめられています。特に生々しいのは、本書からは時期はちょっとしづらく、2000年初頭だと推測されるのですが、筆者が顧客向けに「長期的に1ドル=50円台もありえるのではないか」というレポートを出したところ、間接的にそれを聞きつけた日銀がそれを送ってほしいと依頼。その後、筆者の務める(外資系?)中堅銀行に大量の為替介入(とみられる)注文が入った、というくだりです。
  筆者は「1ドル=50円台になるなど触れ回るな、と当局から釘を刺されたような気分になったのも事実だ」と告白しています。為替介入行に指定されるには高いハードルがありますが、最優良の顧客を持つことになるし、自己売買部門によるドルの提灯買いで、さらに大きな利益が得られるという大変なメリットがあります。その辺りは、普段相場にかかわっていると、素人の我々でも想像がつきますが、現場を知る人から実際にそういう話を聞くと、「やっぱりそうだったのか」と、改めて驚かされます。
  ただ、世界情勢やマクロ経済に関する岩本氏の分析は、やや大雑把で読みづらく、特に米国がデフォルトするという点について、どういうシナリオでそうなるのか、説得力不足です。総合的に物事を分析し、理解するのはやはり難しいということでしょう。その辺は、為替ディーラーよりもむしろ、債券ディーラーの範疇なのでしょう。
  1600円という価格は、やや割高感がありますが、なかなかうかがい知ることのできない、為替ディーリングの現場の話を聞けると思えば、価値はあると思いますし、映画1回分の値打ちは確実にあると思います。