消費者はこう変わる(担当記者が教える! 今週の日経ビジネスはこう読め!)
東日本大震災をきっかけに、日本人の消費スタイルは大きく変わりました。
震災直後はペットボトルの水やティッシュペーパー、乾電池などに消費者が殺到し、一時これらの商品が店頭から姿を消しました。その一方で、居酒屋や旅行など、いわゆる「不要不急」の消費を自粛しようとする傾向も見られます。
震災から2カ月以上が経過し、消費の混乱は収まりつつあります。ですが震災が消費者に与えた影響は大きい。
たとえば東北地方など直接的な被災地から遠く離れた沖縄の主婦でさえ、ガソリンを節約するため車を使うのを控えたり、小さい子のおむつを紙から布に変えるなど、震災を機に生活パターンを大きく変えました。
「買い物の仕方が変わった」
「節電を強く意識するようになった」
などなど、多くの人々が自分たちの消費スタイルの変化を自覚しているかもしれません。