今回の為替介入にあたって、安住淳財務相の「納得いくまで介入する」旨の発言が、先物やFXをテーマにしたブログ上で話題になっていますね。「納得いく水準ってどこだよ」みたいなブログコメントがたくさん見られます。
まあ、これを見ての私の率直な感想は「こんなことをブログに書いているようなダメ人間は所詮、ダメ人間だ」ということです。
先週来、いつ為替介入が行われるかがずっと注目されており、財務大臣のコメントから読み解いていかねばなりません。タイミングや規模をそこから推し量る必要があります。
先週の半ばに安住氏は「1ドル=76~77円は行き過ぎだ」というような内容のことを言っていますね。私は、78円くらいまで介入で上昇するんだろうなと思って、用意していました。
旅行中だったので、詳しいチャートが見れず、78円を超えたところで確定しました。勢いがあったので、約定価格は78.20台でした。その後、79円台まで上昇した時は、「しまった」とも思いましたが、その後、効果が剥落したことを考えると、利食い千人力であり、まあまあの結果なのではと思っています。2円強の値幅を取れるなんて最近では、めったにないですからね。
日頃、金融市場をウォッチして、先物やFX投資にかかわっている者なら、介入に備えて何らかの準備をしておくべきだし、当たるかどうかは別にして、自分なりのシナリオも用意しておくべきでしょう。
財務大臣のあの程度の発言に飛びついて、書いた本人は悦に入っているんでしょうけれども、「どこまで上げるんだ」なんて、右往左往しているようでは失格ですね。
まあ、私も先週の先物の上昇は完全に乗れなかったので、あまり偉そうなことは言えませんが、為替ではそれなりにお返しをさせてもらいましたし、このために先物を犠牲にしたのだと思っています。
あと、目につくのは、先物もFXも踏みあげられた人が多いですね。暴落よりも、踏み上げで財産を失うケースの方が、私が知る限り多いです。先物で1000万円損したみたいなつわものもいるようです。FXも同様ですね。
基本的には、世界は金融恐慌に突入しつつあり、ショート目線でいいとは思いますが、先物がユーロ問題を材料にして、いったん上昇しそうであること、為替介入が入りそうなことは、大体、予想がつくし、もし、本気で先物、FX投資にかかわりたいのであれば、そのくらいは当然です。
こんなところで損をしているようでは、「ダメ人間」としか言いようがないですね。前にも言った通り、最下位チームでも、たまには2連勝、3連勝することはあるんです。その連勝に素直に乗るのが、勝ち組トレーダーの条件ではないでしょうか。
まあ、この局面で、私もいろいろと反省すべき点は多いのですが、少なくとも、トータルでロスが出るようなトレードはしていません。というか、今年、数少ないボーナスでした。
もし、ここでロスが出ている人は、もう一度、しっかり自分を見つめなおすべきでしょうね。トレードの才能がないと早めに気づくのも、それはそれで大切なことだと思います。