ドル・円はテクニカル的な節目である88.20の手前で下げ止まり、小康状態。目先は88.20~88.30でサポート。大きく割り込まなければ、日足の下落トレンドを意識しつつ小戻ししてもよい形勢だ。
このところ、下落はしているが、非常に売りにくい。ということは、上値に未練があるか、反転のチャンスを狙っているかということだろう。
今晩の米新規失業申請件数が一つのポイント。88円台前半をキープできれば、反転上昇は十分あり得る。
失業者があふれ、暴動勃発寸前の米国だが、さすがにこれ以上は失業者は増えないだろうというところまで来ている。今後、半年、1年は緩やかな回復が見込める局面ではないだろうか。
問題は株、先物。テクニカル的に先物は11500近辺まで戻すポテンシャルはあるが、どうやってそこにたどり着くかがポイント。仮に実現したとしても、現在の価格帯から1300円程度しか値幅がない。
それならいっそのこと、いったん崩してから・・・というのが望ましいが、安易に触れない状態らしい。