日経平均始値10069.01円

外国人売買動向
買い 10900000株
売り 9900000株
差引き 1000000株買い越し

NYダウ 12,657.20 -62.29
ナスダック 2,859.81 -12.85
NY原油96.20 -2.47

日経平均先物前日比マイナス100円の10060円で取引スタート。
前日のニューヨークダウ平均は反落。

デイトレード値動き注目銘柄
4819 デジタルガレージ
1407 ウエストホールディングス
6626 SEMITEC
6460 セガサミーホールディングス
3092 スタートトゥデイ
2766 日本風力開発
8871 ゴールドクレスト
3632 グリー
2432 ディーエヌエー
3652 デジタルメディアプロ
1963 日揮
7483 ドウシシャ
7516 コーナン商事
6297 鉱研工業

2011年7月11日のマーケット予想

株:NYダウ反落
8日の米株式市場は、6月米雇用統計において、失業率が9.2%と3ヶ月連続で上昇し、非農業部門雇用者数が+1.8万人にとどまり、市場予想を大幅に下回ったことを受けて、米国の景気先行きに対する懸念が強まり、急落して始まった。ただ、その後は、来週から本格化する米企業決算に対する期待感から買い戻しが入り、下げ幅を縮小する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比62.29ドル安の12,657.20ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落し、為替市場でも円高基調となっており、輸出関連株などを中心に株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,045円となっており、市場の予想レンジとしては9,950円−10,150円となっている。

為替:円とスイスフランが上昇
8日の外国為替市場では、米雇用統計が弱い内容となり、リスク回避の動きが広がったことから、安全通貨といわれる円やスイスフランがドルやユーロなどに対して上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台半ば、ユーロドルは1.42ドル台半ばとなっている。
本日は、注目される経済指標の発表などがなく、取引材料に欠ける一日となっており、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.30−81.00円となっている。

商品:NY原油反落
8日のNY原油先物取引は、米雇用統計が低調な結果となり、米国の景気先行き懸念が強まったことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、急反落した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.47ドル安の1バレル96.20ドルで引けた。
NY金先物取引では、米雇用統計が予想より低調な内容となり、株式市場や原油相場が下落するなど、リスク回避の動きが広がったことから、安全資産としての金に買いが集まり、4日続伸した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比11.00ドル高の1オンス1,541.60ドルで引けた。  

                                                                                          

相場に巣くう面々

  先物界に久しぶりに復帰して、トレーダーの人たちの考え方や傾向を分析するため、先物ブログ・ランキングの上位にあるブログをよくチェックしますが、ひどい内容のものが多いですね。法律に抵触するものや、明らかに犯罪行為のものまであります。
  ゴールド・ラッシュに沸いたかつての米国で、一番設けたのは誰か? 金採掘のためのスコップなどの道具を売る業者や、作業着とかジーンズのメーカーだったそうです。
  先物相場でも、一番ボロ儲けしているのは、売買サイン配信業者や、トレードシステムなど商材販売屋さん、トレーダー養成スクールみたいな人たちといった面々であろうことは容易に推察します。
  もちろん、天性の勘で、見事なトレードをし、素晴らしい成績を挙げておられる(だろう)方もいらっしゃいますが、多分、きわめて少数でしょう。3、4年前なら、玉石混交で、それなりに読ませる内容、魅せる内容のブログもあったんですけどね。
  最近見つけて、ひどいなと思ったのは、トレーダー養成スクールで、受講料が100万円。テクニカル分析について基礎を教えてくれるらしいですけど、そんなものに大金を投入する気が知れない。まあ、初心者の人なら、「一人前のトレーダーになりたい」という志を持って、そういうスクールの門をたたいてしまう気持ちは分からないでもないですが。
  長年、先物や相場に携わっていると、ブログの文面から大体、優れているものと、そうでないものは見分けがつきます。皆さんも詐欺ブログは大体想像がつくでしょう。そうしたものに対しては、取引結果の開示を求めたり、金融庁に通報するなどして、是非、排除しましょう。でないと、健全なトレーダーが育たなくなる。
  100万円あるなら、2~3万円出せば、書籍で一通りの経済、テクニカルの知識は身に付けることができると思いますし、あとは経験だと思います。ミニ数枚からスタートして、授業料を払う(ロス・カットする)ことで、実地の訓練を積み重ねるのがいいと思います。勉強も大事ですが、実戦経験の数だけ学ぶことはおおいですからね。
  しかし、テクニカル分析など、何をやるのでしょうかね。波動や基本的なチャートパターン、値幅計算くらいなら知っておいた方がいいと思いますが、移動平均線とかオシレーターなど今の相場状況でとても役に立つとは思えません。もし、私なら10万円もくれれば、それなりのことは教えられますが・・・(結果は保証しかねます、笑)。
  それと統計データを利用した、売買サイン・トレードはほとんどダメでしょうね。安易な手法に頼るトレーダーから資金を根こそぎ奪おうとする輩(大手の金融機関の人たち)は、たくさんいます。値幅はそれほど大きくなくても、日中に不規則に上下するパターンは多く、ロス・カットに引っ掛かったり、わざと、踏み上げや投げを誘うための動きをする意図的な価格操作もあるので要注意です。
  雇用統計前の夕方の動きなど典型ですが、板を操りながら、どうやって個人投資家を嵌めるか、たくらんでいるような動きをするので、生半可な手法では稼げません。
  逆にすごいなと感心したのは、日中足(5分足)に絞って、システム・トレードを構築している方で、それなりの成果も出ているのですが、確率に頼る他力本願的なスタイルは、私は好きではないです。
  先物ブログ・ランキングの上位のブログは、この4~5年ほとんど顔触れが変わらないですね。これだけ相場の動きが変わっているにもかかわらずです。要は何の進歩もしていないということ。そんな連中が跋扈しているのが先物界です。
  私自身、先物のつまらない動きに嫌気が差して、しばらく、遠ざかっていましたが、同じようなことを感じたり、急激な相場変動で、ロスを余儀なくされて、相場から去った人も少なくないのでしょうね。5年ほど前と比べると、先物人口そのものが激減しているような気がします。

7月11日のポイント

  週末のシカゴ終値は10045。ポイントは10040で、ここはつい最近まで震災後の戻り高値で、強烈に意識されている(されることになる)ラインです。
  米6月雇用統計は、惨憺たる結果。にもかかわらず、NYダウは小幅な下げにとどまった。「雇用統計は遅行指標」という訳の分からない、後講釈が出ていますね。それはそれでいいかもしれませんが、金融市場は、明らかに実体経済から乖離しており、いずれ、大きなひずみが大クラッシュを呼び起こすことでしょう。
  月曜日なので、日中の動きははっきりしない可能性が高いですね。夜も方向性を出すかどうか。水曜日未明にFOMC議事録が公表されますが、これに合わせてどう動かすかですね。

10890
10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10190
10160
10090
10040 震災後戻り高値・全値戻し
10000~10010
9980
9930~9940
9920
9850
9800
9790 フィボナッチ61.8%戻し
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670 フィボナッチ50%戻し
9660
9650
9630 
9600
9580 フィボナッチ38.2%戻し
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370 
9310 直近安値

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