東北の民間金融が消える(時事深層)

政府が矢継ぎ早の金融支援に動く一方、被災地の地域金融機関の存在感が霞んでいる。被災企業に対する過去の不良債権が重く、追加融資には慎重にならざるを得ない。公的資金投入で、被災地の金融界全体が一時的に政府管理下となる可能性さえある。  「何とか復興資金にメドが立ちました」。東北地方のあるトヨタ自動車系ディーラー幹部は胸をなで下ろす。  このディーラーでは、東日本大震災で複数の販売店が被災。店舗復旧や販売車両の仕入れに多額の資金が必要だったが、いち早く手を差し伸べたのは取引先の地方銀行ではなく、トヨタ本体だった。震災を受け、ディーラーに資金を無利子ないし低利で融資する仕組みを緊急整備したのだ。

復興の財源はストックにあり(復興への道)

 激震と津波に加えて、人災とも言える原発危機の発生は、出口が見えない未曾有の複合危機の様相を呈している。原発危機は、経済、社会の前提となる生命、安全を脅かす。さらに、原発危機がもたらす様々な不確実性の拡大が、経済の損失と落ち込みを助長する。その影響の規模を現段階で試算しても意味はない。  今、求められるのは、以下の二つだ。第1に、影響の最小化をどう図り、経済復興をどう進めるべきか。第2に、原発危機が明らかにしたエネルギー政策や組織ガバナンスの欠陥など経済・社会システム上の改革をどう進め、社会の再生と新たな持続的成長パスへの移行をどう図っていくか。ここでは、復興の政策課題に絞って考えてみたい 被害額の多寡よりも「不確実性」の波及が問題  まず被害の状況について見る。

G20が国際通貨システムの強化と不均衡是正に本腰(宿輪先生の通貨のすべて)

表1 G20参加国と監視の対象国(塗りつぶし) G7 G7以外の国 国際機関 日本 中国 IMF 米国 インド 世界銀行 英国 ブラジル など ドイツ ロシア   フランス 南アフリカ   イタリア 韓国   カナダ オーストラリア     メキシコ     インドネシア     サウジアラビア     トルコ     アルゼンチン     EU   ※太線内はBRICS (出所)G20プレスリリースに基づき筆者作成  4月14〜15日に米国ワシントンでG20財務大臣・中央銀行総裁会議が開催された。

日経平均始値9631.53円

外国人売買動向
買い 12900000株
売り 13900000株
差引き 1000000株売り越し

NYダウ 12,595.37 +115.49
ナスダック 2,847.54 +21.66
NY原油 112.21 -0.07

日経平均先物前日比プラス90円の9640円で取引スタート。
前日のニューヨークダウ平均は反発。

デイトレード値動き注目銘柄
2766 日本風力開発
4819 デジタルガレージ
7606 ユナイテッドアローズ
8750 第一生命
3843 フリービット
4751 サイバーエージェント
3632 グリー
3092 スタートトゥデイ
6676 メルコホールディングス
2405 フジコー
2432 ディーエヌエー
2371 カカクコム

2011年4月27日のマーケット予想

株:NYダウ反発
26日の米株式市場は、同日発表された米4月消費者信頼感指数が65.4と市場予想を上回ったことに加えて、自動車大手フォードや、貨物輸送大手UPSなどの企業決算が好調な内容だったことなどを背景に、買いが優勢となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比115.49ドル高の12,595.37ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,625円となっており、市場の予想レンジとしては9,500円−9,700円となっている。
 
為替:ドルが下落
26日の外国為替市場では、スペインが実施した短期国債証券の入札が順調に消化されたことを受けて、ユーロに買い安心感が広がったことに加えて、バーナンキFRB議長が明日の米FOMC会合の終了後に行われる定例記者会見で、緩和的金融政策を当面続ける可能性を示唆するのではないかとの一部見方が広がる中で、ドルがユーロなどに対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台半ば、ユーロドルは1.46ドル台半ばとなっている。
本日は、FOMC政策金利の発表とその後に行われるバーナンキFRB議長の記者会見の動向に注目が集まっている。経済指標の発表では、豪第1四半期消費者物価指数(予想:前年比+3.0%)、英第1四半期GDP(予想:前期比+0.5%)、米3月耐久財受注(予想:前月比+2.0%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.00−82.00円となっている。
 
商品:NY金反落
26日のNY原油先物取引は、FOMCや原油在庫統計の発表を控えて様子見ムードが広がり、前日終値近辺で揉み合う展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.07ドル安の1バレル112.21ドルで引けた。
NY金先物取引では、このところ急騰していた銀塊現物が大幅に下落したことを背景に、金も売り圧力が強まり、9日ぶりに反落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比5.60ドル安の1オンス1,503.50ドルで引けた。      

                                                                                          

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