株:NYダウ続伸
24日の米株式市場は、建設機械大手キャタピラーの7-9月期決算で売上高が過去最高となり、44%の増益となったことや、ソフト大手オラクルがソフトウエア会社ライトナウ・テクノロジーズを買収すると発表したことなどが好材料となり、続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比104.83ドル高の11,913.62ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、輸出株などを中心にプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,840円となっており、市場の予想レンジとしては8,750円−8,900円となっている。
為替:ユーロが上昇
24日の外国為替市場では、26日の欧州首脳会議でユーロ圏の債務危機に対する包括的な対策で合意がまとまるとの期待感が高まったことや、株式市場が上昇し、リスク回避の動きが後退したことを背景に、ユーロや豪ドルなどが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台前半、ユーロドルは1.39ドル台前半となっている。
本日は、8月S&Pケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比-3.5%)、米10月消費者信頼感指数(予想:46.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては75.80−76.50円となっている。
商品:NY原油続伸
24日のNY原油先物取引は、中国の10月製造業購買担当景況指数が51.1と前月から上昇したことや、為替市場のドル安を背景に買いが優勢となり、大幅続伸となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比3.87ドル高の1バレル87.40ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場のドル安や原油相場の上昇に連れて、続伸となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比16.20ドル高の1オンス1,652.30ドルで引けた。