株:NYダウ急反発
20日の米株式市場は、独12月IFO景況感指数が107.2、米11月住宅着工件数が68.5となり、市場予想を大幅に上回る良好な内容となったことに加えて、スペインの国債入札が堅調な結果となったことなどを好感し、急反発となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比337.32ドル高の12,103.58ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、株式市場にとって、プラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,460円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,350円−8,500円となっている。
為替:ユーロが上昇
20日の外国為替市場では、欧米経済指標の改善や、スペインの国債入札が堅調な結果だったことなどを受けて、過度のリスク回避の動きが後退し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.30ドル台後半となっている。
本日は、日銀金融政策決定会合(政策金利)や、米11月中古住宅販売件数(予想:505万戸)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.30円となっている。
商品:NY原油続伸
20日のNY原油先物取引は、欧米経済指標の改善に加えて、カザフスタンの石油都市で暴動が続いていることや、イラン制裁強化の動きが国際的に広がっており、需給ひっ迫懸念が高まったことなどが買い材料となり、大幅続伸となった。中心限月の1月限の終値は、前営業日比3.34ドル高の1バレル97.22ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、原油相場の上昇に連れる展開となり、急反発となった。中心限月の2月限の終値は、前営業日比20.90ドル高の1オンス1,617.60ドルで引けた。