株:NYダウ続伸
20日の米株式市場は、前日取引終了後に発表したIBMとマイクロソフトの10-12月期決算が市場予想を上回る内容だったことや、米12月中古住宅販売件数が前月比+5.0の461万戸だったことなどを好感し、堅調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比96.50ドル高の12,720.48ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,775円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,700円−8,850円となっている。
為替:ユーロが下落
20日の外国為替市場では、ギリシャのデフォルト回避のための同国政府と民間投資家の債務減免交渉をめぐり、警戒感が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円近辺、ユーロドルは1.29ドル台前半となっている。
本日は、注目される取引材料に乏しい一日となっており、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.70−77.30円となっている。
商品:NY原油続落
20日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、中国の1月HSBC製造業購買担当者景況指数が低迷したことなどが嫌気され、3日続落となった。中心限月の2月限の終値は、前営業日比0.20ドル安の1バレル100.39ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、現物筋とみられる買いが入ったことなどを背景に、反発となった。中心限月の2月限の終値は、前営業日比9.50ドル高の1オンス1,664.00ドルで引けた。