株:NYダウ続落
24日の米株式市場は、ギリシャの債務削減をめぐる交渉が難航し、欧州株式市場が軟調だったことなどを受けて、下落して始まった。その後は、明日のFOMC政策金利の公表とバーナンキFRB議長の記者会見を控えて、様子見ムードが広がる展開となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比33.07ドル安の12,675.75ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は下落したものの、為替市場で円安が進行しており、輸出関連株などを中心にプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,815円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,750円−8,850円となっている。
為替:円が下落
24日の外国為替市場では、日本の貿易収支が31年ぶりに赤字に転落する見通しとの調査発表を受けて、円がドルやユーロなどに対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.30ドル台前半となっている。
市場では、東京時間明日未明のFOMC(政策金利の公表)とバーナンキFRB議長の記者会見の行方に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.20−78.00円となっている。
商品:NY原油反落
24日のNY原油先物取引は、ギリシャの債務削減交渉が難航していることや、IMFが発表した世界の経済見通しで、2012年のGDP伸び率が前年比3.3%と前回の予想から大幅に引き下げたことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.63ドル高の1バレル98.95ドルで引けた。
NY金先物取引では、旧正月を迎えている中国からの買いが鈍っていることや、前日までの上昇を受けた利食い売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の2月限の終値は、前営業日比13.80ドル安の1オンス1,664.50ドルで引けた。