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2012年2月15日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
14日の米株式市場は、米1月小売売上高が前月比+0.4%と市場予想を下回ったことや、欧州連合が、15日に予定していたユーロ圏財務相会合を電話協議に切り換えると発表したことを受けて、ギリシャの支援決定が先送りされる見通しとなったことが嫌気され、下落して始まった。しかし、引け間際にギリシャの保守党党首が財政緊縮策の実施を約束する文書を提出するとの報道を好感し、急速に買い戻される展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比4.24ドル高の12,878.28ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場がほぼ横ばいとなっているものの、為替市場で円安が進行しており、輸出株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,100円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,000円−9,150円となっている。

為替:円が下落
14日の外国為替市場では、日銀が、資産買い入れ基金の増額による追加金融緩和を決定したことを受けて、円が主要通貨に対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.31ドル台前半となっている。
本日は、ユーロ圏第4四半期GDP速報値(予想:前年比+0.7%)、米1月鉱工業生産(予想:前月比+0.6%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.80円となっている。

商品:NY原油反落
14日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高が進行したことや、米経済指標が市場予想を下回ったことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.17ドル安の1バレル100.74ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、続落となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比7.20ドル安の1オンス1,717.70ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年2月14日のマーケット予想

株:NYダウ反発
13日の米株式市場は、ギリシャ議会が、第2次支援の受け入れの条件となる経済改革案を可決したことを好感し、アジアや欧州株式市場が堅調に推移したことを受けて、米株式市場も堅調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比72.81ドル高の12,874.04ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,025円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,950円−9,100円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
13日の外国為替市場では、ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決したことを受けて、当面のデフォルトが回避されるとの見方が広がり、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台半ば、ユーロドルは1.31ドル台後半となっている。
本日は、日銀金融政策決定会合(政策金利の公表)が予定されている。経済指標の発表では、独2月ZEW景況感指数(予想:-12.0)、米1月小売売上高(予想:前月比+0.6%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.20−77.80円となっている。

商品:NY原油反発
13日のNY原油先物取引は、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことや、イスラエル外交官を狙ったテロが発生するなど、中東情勢をめぐる地政学的リスクに対する警戒感が強まる中で、原油に買いが入り、急反発して引けた。中心限月の3月限の終値は、前営業日比2.24ドル高の1バレル100.91ドルで引けた。
一方、NY金先物取引は、原油相場の上昇などを背景に上昇して始まったものの、その後は、テクニカル要因による売りが優勢となり、小幅下落となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比0.40ドル安の1オンス1,724.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年2月13日のマーケット予想

株:NYダウ反落
10日の米株式市場は、ギリシャ第2次支援の受け入れの条件となる経済改革案について、ギリシャ政権与党の1つである国民政党派運動党首が賛成票を投じることができないとの考えを示したことや、ユーロ圏財務相会合でギリシャ追加支援の正式決定を先送りするなど、ギリシャ情勢の行方をめぐる不透明感が強まり、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比89.23ドル安の12,801.23ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は下落したものの、東京時間13日早朝にギリシャ議会が第2次支援の受け入れの条件となる経済改革案可決したことは、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,040円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,850円−9,050円となっている。
 
為替:ユーロが下落
10日の外国為替市場では、ギリシャ情勢をめぐる不透明感が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台半ば、ユーロドルは1.31ドル台後半となっている。
本日は、注目される経済指標の発表などはなく、引き続きユーロ圏の動向に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.30−78.00円となっている。
 
商品:NY原油反落
10日のNY原油先物取引は、国際エネルギー機関が石油市場月報で、世界の石油需要見通しが先月に引き続き下方修正されたことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の3月限の終値は、前営業日比1.17ドル安の1バレル98.67ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどを背景に売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比15.90ドル安の1オンス1,725.30ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年2月10日のマーケット予想

株:米株式市場続伸
9日の米株式市場は、ギリシャ向け第2次支援の受け入れの条件となる経済改革案について、政府と連立与党が合意したことを受けて、同国のデフォルト懸念が後退したことや、週間新規失業保険申請件数が35.8万件と市場予想より良好な内容だったことなどを好感し、3日続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比6.51ドル高の12,890.46ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が堅調だったことや、為替市場で円安が進行していることなどから、輸出関連株などを中心にプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,030円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,950円−9,050円となっている。

為替:ユーロが上昇
9日の外国為替市場では、ギリシャ向け第2次支援の条件となっている改革案について、ギリシャ政府と連立与党が合意したことや、ECBドラギ総裁がユーロ圏の景気について、一時的な安定化の兆候がみられるとの見解を示したことなどを受けて、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台半ば、ユーロドルは1.32ドル台後半となっている。
本日は、英1月生産者物価指数(予想:前月比+0.1%)、2月ミシガン大消費者信頼感指数(予想:74.5)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.30−77.80円となっている。
 
商品:NY原油続伸
9日のNY原油先物取引は、ギリシャのデフォルト懸念が緩和し、欧州経済の先行き不安が後退したことや、好調な米経済指標を背景に買いが優勢となり、3日続伸となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比1.13ドル高の1バレル99.84ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に買いが優勢となり、反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比9.90ドル高の1オンス1,741.20ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年2月9日のマーケット予想

株:米株式市場横ばい
8日の米株式市場は、ギリシャ向け第2次支援の受け入れの条件となる経済改革案について、政府と連立与党との協議が難航していると伝わったことが嫌気され、下落して始まった。ただ、その後は、メディア大手ウォルト・ディズニーやタイム・ワーナーの決算が好調だったことなどを受けて買戻しの動きが強まり、米株式市場はほぼ横ばいで引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比5.75ドル高の12,883.95ドルで引けた。
本日の東京市場では、前日の米株式市場がほぼ横ばいだったことや、シカゴ先物市場の日経平均先物が9,000円と前日の日経平均株価と同水準となるなど、方向感がなく動きづらいとの声がある。株式市場の予想レンジとしては8,950円−9,050円となっている。

為替:ユーロが下落
8日の外国為替市場では、ギリシャ向け第2次支援の受け入れの条件となる経済改革案について、政府と連立与党との協議が難航していると伝わったことが嫌気され、ユーロが小幅に下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円近辺、ユーロドルは1.32ドル台半ばとなっている。
本日は、ECB理事会、英中銀金融政策決定会合が予定されており、市場の注目が集まっている。また、引き続きギリシャ問題への対応の動向には注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.30円となっている。

商品:NY原油続伸
8日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比30万バレル増となり、積み増し幅が市場予想を下回ったことなどを好感し、続伸となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.30ドル高の1バレル98.71ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、前日までの上昇を受けた利食い売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比17.10ドル安の1オンス1,731.30ドルで引けた。