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2011年11月21日のマーケット予想

株:NYダウ反発
18日の米株式市場は、10月米景気先行指数が前月比+0.9%の117.4と市場予想を上回ったことや、ECBによる国債買い入れにより、イタリアとスペインの国債利回りが低下したことを好感し、上昇する場面もあったものの、欧州情勢に対する懸念や米超党派による赤字削減案の合意期限を来週に控える中で、警戒感も根強く、上値は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比25.43ドル高の11,796.16ドルで引けた。
本日の東京市場では、前週末の欧米株式市場が小動きとなっており、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,390円となっており、市場の予想レンジとしては8,350円−8,450円となっている。

為替:ユーロが上昇
18日の外国為替市場では、イタリアやスペインの10年債利回りが低下したことを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.35ドル台前半となっている。
本日は、米10月中古住宅販売件数(予想:480万件)の発表が予定されている。また、引き続き欧州圏の国債相場の動向に注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.30円となっている。

商品:NY原油続落
18日のNY原油先物取引は、欧州圏の債務危機に対する懸念が和らいだことなどを好感し、一時100ドル台まで上昇した。しかし、前日に引き続き100ドルの大台を付けたことへの反動から、利食い売りが膨らみ、中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.41ドル安の1バレル97.41ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、前日の急落の反動から、買い戻しの動きがみられたものの、24日の米感謝際休場を控えて、ポジション調整の売りが入り、上値は限定的となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比4.90ドル高の1オンス1,725.10ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月18日のマーケット予想

株:NYダウ続落
17日の米株式市場は、スペインの10年債利回りが一時6.82%まで上昇するなど、イタリアに続いてスペインでも危険水域といわれる7%に達するのではないかとの懸念が広がったことなどが嫌気され、続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比134.86ドル安の11,770.73ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,385円となっており、市場の予想レンジとしては8,300円−8,450円となっている。

為替:ユーロが乱高下
17日の外国為替市場では、スペインやフランスなどで10年債利回りが上昇するなど、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まる中で、ユーロが下落する場面がある一方、ECBがイタリアとスペインの国債を買い入れており、今後も買い支えるのではないかとの期待感が広がるなど、、強弱材料が交錯する中で、ユーロが乱高下する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円近辺、ユーロドルは1.34ドル台半ばとなっている。
本日は、注目される経済指標の発表は予定されておらず、引き続き欧州圏の国債相場の動向に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.50円となっている。
 
商品:NY原油急反落
17日のNY原油先物取引は、欧州債務危機に対する懸念が強まったことや、前日100ドルの大台を付けたことへの反動から、利益確定の売りも膨らみ、急反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比3.77ドル安の1バレル98.82ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油相場の急落に連れて、大幅続落した。中心限月の12月限の終値は、前営業日比54.10ドル安の1オンス1,720.20ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月17日のマーケット予想

株:NYダウ反落
16日の米株式市場は、前日に引き続き、イタリアの10年債利回りが7%の水準を維持するなど、欧州債務危機に対する根強い懸念から、金融株を中心に売りが優勢となった。さらに、引け間際に、格付け会社フィッチがユーロ圏の債務危機が早期に解決されなければ、米銀行セクターが悪化する恐れがあるとの見解を示すと、株価は一段安となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比190.57ドル安の11,905.59ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,390円となっており、市場の予想レンジとしては8,300円−8,450円となっている。

為替:ユーロが下落
16日の外国為替市場では、前日に引き続き、イタリアの10年債利回りが7%の水準を維持するなど、欧州各国の国債利回りが上昇基調にある中で、欧州圏の債務危機に対する懸念の高まりから、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.34ドル台半ばとなっている。
本日は、スペインで国債の入札が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、英10月小売売上高(予想:前月比-0.1%)、米10月住宅着工件数(予想:61.0万戸)、11月フィラデルフィア地区連銀景況指数(予想:7.0)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.50円となっている。
 
商品:NY原油続伸
16日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比110万バレルの減少となったことに加えて、カナダのパイプライン運営大手エンブリッジが、米国産標準油種WTIの受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングからメキシコ湾岸の製油所に向けて原油を輸送すると発表したことを受けて、クッシング集積所の余剰在庫が減少するとの思惑が浮上したことなどを背景に買いが膨らみ、大幅続伸となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.23ドル高の1バレル99.37ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米国の消費者物価指数が低下し、インフレ懸念が後退したことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比7.90ドル安の1オンス1,774.30ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月16日のマーケット予想

株:NYダウ反発
15日の米株式市場は、イタリアの10年債利回りが7%の水準を再び突破し、スペインやフランスの国債利回りも上昇するなど、欧州債務危機に対する根強い懸念から、株式市場は売りが先行した。しかし、10月米小売売上高前月比+0.5%、NY州製造業景況指数が+0.61といずれも市場予想を上回る良好な内容だったことや、イタリアの新首相モンティ氏が16日も組閣するとの報道を好感し、値を戻す展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比17.18ドル高の12,096.16ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したものの、為替市場では円高基調が続いているなど、強弱材料が交錯する中で、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,545円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,600円となっている。

為替:ユーロが下落
15日の外国為替市場では、イタリアの10年債利回りが危険水域といわれる7%の水準を再び突破するなど、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まったことや、独11月ZEW景況感指数が-55.2と市場予想を下回ったことが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.35ドル台前半となっている。
本日は、日銀金融政策決定会合の発表が予定されている。経済指標の発表では、英10月失業率(予想:5.1%)、米10月消費者物価指数(予想:前月比+0.0%)、米10月鉱工業生産(予想:前月比+0.4%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.50円となっている。

商品:NY原油反発
15日のNY原油先物取引は、米経済指標が改善したことなどを好感し、反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.23ドル高の1バレル99.37ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場で一時ドル高が進行し、マイナス圏に沈む場面もあったものの、欧州債務危機に対する懸念の高まりを背景に、安全資産としての金買いが相場を支え、反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比3.80ドル高の1オンス1,782.20ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月15日のマーケット予想

株:NYダウ反落
14日の米株式市場は、ユーロ圏9月鉱工業生産が前月比-2.0%と大幅な悪化となったことに加えて、イタリアでは、先日可決した財政安定化法案だけでは同国の財政問題の解決には不十分との見方から、イタリアの10年債利回りが6.76%に上昇し、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まったことなどが嫌気され、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比74.70ドル安の12,078.98ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,575円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
14日の外国為替市場では、イタリアの10年債利回りが6.76%と上昇、スペインでも10年債利回りが6%台に上昇するなど、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.36ドル台前半となっている。
本日は、独第3四半期GDP速報値(予想:前期比+0.5%)、ユーロ圏第3四半期GDP速報値(予想:前期比+0.2%)、独11月ZEW景況感指数(予想:-52.0)など、欧州圏で注目される経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.50円となっている。

商品:NY原油反落
14日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、経済協力開発機構が公表した9月景気先行指標が低下し、景気減速懸念が強まったことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比0.85ドル安の1バレル98.14ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の下落に連れて、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比9.70ドル安の1オンス1,778.40ドルで引けた。