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2011年5月26日のマーケット予想

株:NYダウ反発
25日の米株式市場は、米4月耐久財受注が前月比-3.6%と市場予想より大幅に悪化したことを受けて、下落して始まった。ただ、その後は、原油価格の上昇を背景に、素材やエネルギー関連株を中心に買いが入り、4日ぶりに反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比38.45ドル高の12,394.66ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が反発しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,480円となっており、市場の予想レンジとしては9,400円−9,550円となっている。
 
為替:スイスフランが上昇
25日の外国為替市場では、米国の経済指標が市場予想より悪い内容だったことや、一部ユーロ圏諸国の債務問題がくすぶる中で、ユーロスイスフランは1.22台後半をつけ、最安値を更新するなど、安全資産としてのスイスフランがドルやユーロなどに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は82円近辺、ユーロドルは1.40ドル台後半となっている。
本日は、米第1四半期GDP改定値(予想:前期比+2.1%)、週間新規失業保険申請件数(予想:40.0万件)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.50−82.50円となっている。
 
商品:NY原油続伸
25日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫とガソリン在庫は増加したものの、ディスティレート在庫が200万バレルの大幅な取り崩しとなったことや、今後も中国などで供給がひっ迫するとの観測が出ていることなどを背景に、大幅続伸する展開となった。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.73ドル高の1バレル101.32ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油価格の上昇や欧州圏の債務問題への不安などを背景に、おおむね堅調に推移した。中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.40ドル高の1オンス1,526.70ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月25日のマーケット予想

株:NYダウ続落
24日の米株式市場は、原油価格が急反発したことを受けて、素材やエネルギー関連株を中心に買いが入り、上昇して始まった。しかし、その後は、欧州圏の財政問題や景気先行き不透明感が強まる中で売りが優勢となり、引けにかけてマイナス圏に沈んだ。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比25.05ドル安の12,356.21ドルで引けた。
本日の東京市場では、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,475円と、前日の日経平均株価と同水準だったことから、取引材料に欠けるとの声がある。市場の予想レンジとしては9,400円−9,550円となっている。

為替:ユーロが上昇
24日の外国為替市場では、独5月IFO業況指数が114.2と市場予想を上回る内容だったことから、ユーロがドルなどに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は82円近辺、ユーロドルは1.441ドル近辺となっている。
本日は、日4月貿易統計、米4月耐久財受注(予想:先月比-2.2%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.50−82.50円となっている。

商品:NY原油反発
24日のNY原油先物取引は、ゴールドマン・サックスがエネルギー需要の拡大や需給ひっ迫の可能性などを理由に、2011年末時点での北海ブレンド原油の相場見通しを120ドルに上方修正したことを背景に、買いが優勢となった。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.89ドル高の1バレル99.59ドルで引けた。
NY金先物取引では、ギリシャで野党が財政再建計画を拒否し、同国の債務問題の行方に不透明感が強まったことや、為替市場でのドル安・ユーロ高の進行などが好感され、3日続伸となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比7.90ドル高の1オンス1,523.30ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月24日のマーケット予想

株:NYダウ続落
23日の米株式市場は、欧州や中国の製造業関連の指標が低調な結果となり、世界経済の先行きに不透明感が強まっていることや、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まる中で、各国の株式市場が軟調に推移したことを背景に、米株式市場も終始軟調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比130.78ドル安の12,381.26ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,410円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。

為替:ユーロが下落
23日の外国為替市場では、格付け会社S&Pがイタリアの格付けを引き下げ方向で見直す方針を明らかにしたこと、スペイン地方選挙で与党が大敗したことで、現政権が進める財政緊縮策の先行きに対する懸念が強まったことを受けて、ユーロが主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は82円近辺、ユーロドルは1.40ドル台半ばとなっている。
本日は、独5月IFO景況指数(予想:110.2)、米4月新築住宅販売件数(予想:30.0万戸)などの経済指標の発表が予定されている。経済指標の発表は予定されていないことや、本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.50−82.50円となっている。

商品:NY原油反落
23日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、欧州で製造業に関する指標が悪い内容だったことなどが嫌気され、急落する展開となった。中心限月の7月限の終値は、前営業日比2.40ドル安の1バレル97.70ドルで引けた。
NY金先物取引では、格付け会社S&Pがイタリアの格付けを引き下げ方向で見直す方針を明らかにするなど、欧州圏のソブリンリスクの高まりを背景に、安全資産としての金買いが継続し、続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比6.50ドル高の1オンス1,515.40ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月23日のマーケット予想

株:NYダウ反落
20日の米株式市場は、ノルウェー政府がギリシャ向け資金援助を中断すると発表したことや、格付け会社フィッチがギリシャの長期信用格付けを3段階引き下げたことなどを受けて、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まり、欧州株式市場が軒並み下落したことから、米株式市場も軟調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比93.28ドル安の12,512.04ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,530.円となっており、市場の予想レンジとしては9,450円−9,600円となっている。

為替:ユーロが下落
20日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題に対する懸念が強まる中で、ユーロが主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は81円台後半、ユーロドルは1.41ドル台半ばとなっている。
本日は、経済指標の発表は予定されていないことや、今週は週末にG7の開催が予定されるなど、イベントが集中しているため、動きづらいとの声がる。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.20−82.20円となっている。

商品:NY原油反発
20日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、米株式市場の軟調な値動きに連れて、売りが優勢となり、一時95.99ドルの安値を付けた。しかし、アルカイダが昨年、石油タンカーの撃沈を計画していたとの報道や、納会に絡んだ買い戻しなどから、急速に値を戻し、プラス圏を回復して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.05ドル高の1バレル99.49ドルで引けた。
NY金先物取引では、格付け会社フィッチ・レーティングスがギリシャの信用格付けを3段階引き下げたと発表されたことを受けて、欧州圏の債務問題に対する懸念が高まり、安全資産としての金を買う動きが広がった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比16.50ドル高の1オンス1,508.90ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月20日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
19日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が40.9万件と市場予想より良い内容だったことを受けて、買いが先行した。しかし、その後に発表された4月中古住宅販売件数が505万戸、5月フィラデルフィア地区連銀景況指数が3.9と市場予想より悪い内容となったことが嫌気され、上値が重い展開となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比45.14ドル高の12,605.32ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したものの、週末要因から見送りムードが広がりやすく、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,625円となっており、市場の予想レンジとしては9,550円−9,700円となっている。

為替:ドルが下落
19日の外国為替市場では、米経済指標の悪化を受けて、ドルが下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は81円台半ば、ユーロドルは1.43ドル近辺となっている。
本日は、日銀金融政策決定会合の公表と白川総裁の会見に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.20−82.20円となっている。

商品:NY原油反落
19日のNY原油先物取引は、米国の経済指標が悪い内容となり、米景気の先行き不安が広がったことや、国際エネルギー機関が、相場抑制のため緊急在庫放出の可能性があると示唆したことなどを背景に、売りが優勢となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.66ドル安の1バレル98.44ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油価格の下落に連れて、売りが優勢となり、一時1485.80ドルを付けた。その後、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことから、値を戻したものの、プラス圏を回復すには至らず、中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.40ドル安の1オンス1,492.40ドルで引けた。