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2011年5月19日のマーケット予想

株:NYダウ反発
18日の米株式市場は、パソコン大手デルの企業決算が堅調だったことに加えて、原油などの商品価格の上昇を受けて、素材やエネルギー関連株が買われたことなどから、4日ぶりに反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比80.60ドル高の12,479.58ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,705円となっており、市場の予想レンジとしては9,600円−9,750円となっている。

為替:ドルが買われる
18日の外国為替市場では、ギリシャの債務危機をめぐる懸念が強まっていることや、米FOMC議事録の公表で、一部当局者がインフレリスクの高まりから、早い段階で利上げを実施する必要があることを示唆したことなどを受けて、ドルがやや買われる展開となり、NY終値ベースで、ドル円は81円台半ば、ユーロドルは1.42ドル台半ばとなっている。
本日は、英4月小売売上高(予想:前月比+0.8%)、米週間新規失業保険申請件数(予想:42.0万件)、5月フィラデルフィア地区連銀景況指数(予想:20.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.20−82.20円となっている。

商品:NY原油反発
18日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比変わらず、ガソリン在庫が前週比10万バレル増にとどまったことを受けて、需給引き締まり観測が強まったことや、堅調な米株式市場などを背景に急反発し、1バレル100ドルの大台を回復して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.19ドル高の1バレル100.10ドルで引けた。
NY金先物取引でも、欧州圏の債務問題を巡る先行き不透明感に加えて、原油や穀物の上昇からインフレヘッジとして、金を買う動きが広がったことなどから、終始堅調に推移した。中心限月の6月限の終値は、前営業日比15.80ドル高の1オンス1,495.80ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月18日のマーケット予想

株:NYダウ続落
17日の米株式市場は、4月住宅着工件数が52.3万戸、4月住宅着工許可件数が55.1万件、4月鉱工業生産が前月比+0.0%となり、いずれも市場予想を下回ったことに加えて、HPが発表した第2四半期決算は好調だったものの、パソコン販売の不振を理由に通年の業績見通しを引き下げたことなどが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比68.79ドル安の12,479.58ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は下落したものの、為替市場で円高基調が一服したことなどから、輸出下部などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,600円となっており、市場の予想レンジとしては9,500円−9,650円となっている。

為替:ユーロの買い戻し
17日の外国為替市場では、米国の経済指標が弱い内容となったことに加えて、ユーログループのユンケル議長がギリシャの債務再編を余儀なくされる可能性があることを認めたことを受けて、今後何らかの対策が行われるのではないかとの思惑から、ユーロを買い戻す動きが広がり、ユーロがドルや円などに対して上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台半ば、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、英中銀MPC議事録とFOMC議事録の公表が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、英3月失業率(予想:4.5%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.00−82.00円となっている。

商品:NY原油続落
17日のNY原油先物取引は、米国の経済指標が弱い内容となり、米景気の減速懸念が強まったことなどを背景に、一時95.02ドルの安値を付けた。その後は、為替市場でユーロが上昇したことに連れて、急速に値を戻したものの、プラス圏を回復するにはいたらず、中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.46ドル安の1バレル96.91ドルで引けた。
NY金先物取引では、著名投資家のジョージ・ソロス率いるヘッジファンドが、金資産の大半を売却していたことが明らかとなったことを受けて、金を手仕舞う動きが広がったことなどが嫌気され、3日続落した。中心限月の6月限の終値は、前営業日比10.60ドル安の1オンス1,480.00ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月17日のマーケット予想

株:NYダウ続落
16日の米株式市場は、5月NY州製造業景況指数が11.88と市場予想を下回ったことや、オンライン小売のアマゾンが5%安となり、ヤフーも下落するなど、主力株の一角が下落したことなどが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比47.38ドル安の12,548.37ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落してお
り、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,520円となっており、市場の予想レンジとしては9,450円−9,600円となっている。

為替:ユーロの買い戻し
16日の外国為替市場では、ユーロ圏財務相会合で、ポルトガル向けに3年間で780億ユーロの緊急融資を実施することを承認すると発表したことを受けて、一部ユーロ圏諸国の債務をめぐる懸念が後退し、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.41ドル台半ばとなっている。
本日は、豪中銀理事会議事録の公表、独5月ZEW景況指数(予想:5.0)、米4月鉱工業生産(予想:前月比+0.4%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.20円となっている。

商品:NY原油反落
16日のNY原油先物取引は、春の豪雨などの影響で水位が上昇し、ミシシッピ川周辺の製油所が操業の一時停止や生産規模の縮小を発表していた問題について、週末にかけて、流域の洪水被害を抑えるために、上流部の放水路を開放したことから、製油所の操業に対する懸念が和らぎ、急落する展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比2.28ドル安の1バレル97.37ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油相場の急落に連れる形で、金も売りが優勢となり、続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.00ドル安の1オンス1,490.60ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月13日のマーケット予想

株:NYダウ反発
12日の米株式市場は、同日発表された週間新規失業保険申請件数が43.4万件、米4月小売売上高が前月比+0.5%と市場予想より悪い内容だったことを受けて、下落して始まった。ただ、その後は、商品相場が反発に転じたことから、前日売られたエネルギーや素材関連株などを中心に買いが優勢となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比65.89ドル高の12,695.92ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が反発しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,770円となっており、市場の予想レンジとしては9,650円−9,850円となっている。
 
為替:ユーロが買われる
12日の外国為替市場では、米国の経済指標が軟調だったことや、ECB理事会のメンバーであるクーンベルギー中銀総裁がECBの利上げは決して1回限りの措置ではないとの見解を示したことを受けて、ユーロが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円近辺、ユーロドルは1.42ドル台半ばとなっている。
本日は、独第1四半期GDP速報(予想:前期比+0.9%)、米4月消費者物価指数(予想:前月比+0.4%)、5月ミシガン大消費者信頼感指数(予想:70.0)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.50円となっている。

商品:NY原油反発
12日のNY原油先物取引は、IEAが今年の石油世界石油需要見通しを下方修正したことを受けて、一時95.25ドルまで値を下げた。ただ、その後は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどから買い安心感が広がり、反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.76ドル高の1バレル98.97ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場に連れて、一時1,470ドル台まで値を下げたものの、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、原油相場が反発に転じたことを背景に反発し、中心限月の6月限の終値は、前営業日比5.40ドル高の1オンス1,506.80ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年5月12日のマーケット予想

株:NYダウ反落
11日の米株式市場は、中国の4月鉱工業生産が+13.4%と市場予想を下回る内容となり、同国の景気拡大が鈍化しているとの懸念が広がったことに加えて、原油など商品市場が急落したことを背景に、エネルギーや素材関連株などを中心に売りが膨らみ、4日ぶりに反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比130.33ドル安の12,630.03ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場や商品市場が下落しており、商品関連株などを中心に株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,775円となっており、市場の予想レンジとしては9,700円−9,850円となっている。

為替:ユーロが下落
11日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題を巡って不透明感が強まっていることや、商品市場が急落したことなどを受けて、ユーロや資源国通貨が下落し、ドルが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円近辺、ユーロドルは1.42ドル近辺となっている。
本日は、豪4月雇用統計(予想:失業率4.9%、就業者数+1.8万人)、米週間新規失業保険申請件数(予想:43.0万件)、米4月小売売上高(予想:前月比+0.6%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.50円となっている。

商品:NY原油反落
11日のNY原油先物取引は、EIAが発表した週間在庫統計において、原油在庫が前週比380万バレル増と市場予想を上回る積み増しとなり、さらに、ガソリン在庫が市場予想に反して130万バレルの積み増しとなったことなどが嫌気され、急反落した。中心限月の6月限の終値は、前営業日比5.67ドル安の1バレル98.21ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油や銀などの商品価格が急落したことなどを背景に、急落する展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比15.50ドル安の1オンス1,501.40ドルで引けた。