株:NYダウ反落
5日の米株式市場は、深刻なインフレに悩まされる中国で、中国人民銀行が0.25%の利上げに踏み切ったことを受けて、同国の金融引き締めが世界的な景気減速につながるとの懸念や、3月ISM非製造業景気指数が57.3と前月を下回ったことなどが嫌気され、売りが優勢となった。ただ、企業の合併・買収が活発化していることに対する期待感から、下値では買いも入り、下げ幅は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業6.13ドル安の12,393.90ドルで引けた。
本日の東京市場では、為替市場で円安基調となっていることから、輸出関連株を中心にプラス材料となりそうだ。また、原発事故の復旧作業が難航し、前日ストップ安を付けた東京電力の値動きにも注目が集まっている。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,650円となっており、市場の予想レンジとしては9,500円−9,700円となっている。
為替:円が下落
5日の外国為替市場では、7日のECB理事会で利上げを行うとの見方が強まっていること、また、米国でもFOMC議事録の公表の中で、一部の委員から年内に金融引き締めに移行すべきとの発言があるなど、米国や欧州で金利利上げ観測が高まる一方、日本では、大震災の影響から利上げが遅れるとの思惑が強まり、円がユーロやドルに対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は85円近辺、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、英2月鉱工業生産(予想:前月比+0.4%)、英2月製造業生産(予想:前月比+0.6%)などの経済指標の発表が予想されているが、市場では、明日のECB理事会の動向に注目が集まっており、当局の発言などに注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては84.50−85.80円となっている。
商品:NY金史上最高値更新
5日のNY原油先物取引は、中国人民銀行が0.25%の利上げを行い、同国の金融引き締めが世界的な景気減速につながるとの懸念から売りが優勢となった。ただ、FOMC議事録で、米景気回復が一段と堅調な足取りであるとの認識が示されたことで安心感が広がり、下げ幅を縮める展開となり、中心限月の5月限の終値は、前日比0.13ドル安の1バレル108.34ドルで引けた。
NY金先物取引では、リビアを中心とした中東・アフリカ情勢に対する不安に加えて、格付け会社ムーディーズがポルトガルの債務格付けを引き下げたことなどを背景に、安全資産としての金を買う動きが強まり、NY金は史上最高値を更新した。中心限月の6月限の終値は、前営業日比19.50ドル高の1オンス1,452.50ドルで引けた。
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2011年4月5日のマーケット予想
株:NYダウ続伸
4日の米株式市場は、先週末の米雇用統計の改善を受けて、景気回復期待が高まっており、上昇して始まった。ただ、その後は、ここ最近の株価上昇を受けた利食い売りがみられたことから、上値は限定的となり、NYダウは上昇したものの、ナスダックは下落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業23.31ドル高の12,400.03ドルで引けた。
本日の東京市場では、各国の株式市場が小幅な値動きとなったことに加えて、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,730円と、前日の日経平均株価の終値とほぼ同水準となっており、動きづらいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,650円−9,800円となっている。
為替:ほぼ変わらず
4日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長が日本時間5日早朝に行う公演や、ECB理事会の動向に市場の注目が集まる中で、値動きに乏しい展開となった。NY終値ベースで、ドル円は84円台前半、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、豪準備銀行理事会の開催、FOMC議事録の公表が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、豪2月貿易収支(予想:+9.5億豪ドル)、ユーロ圏2月小売売上高(予想:前月比+0.0%)、3月ISM非製造業景気指数(予想:59.8)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては83.50−84.50円となっている。
商品:NY原油続伸
4日のNY原油先物取引は、内戦状態が続くリビアでは、収束の兆しが見えない状況が続いていることに加えて、ナイジェリアで総選挙の実施が遅れ、アルジェリアで反体制によるデモが発生するなど、中東・アフリカ情勢の政情混乱に収束の兆しがみえないことなどを背景に3日続伸し、中心限月の5月限の終値は、前日比0.53ドル高の1バレル108.47ドルで引けた。
NY金先物取引では、ここ最近、原油や穀物価格が上昇する中で、インフレヘッジとしての金を買う動きが強まり、反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比4.10ドル高の1オンス1,433.00ドルで引けた。
4日の米株式市場は、先週末の米雇用統計の改善を受けて、景気回復期待が高まっており、上昇して始まった。ただ、その後は、ここ最近の株価上昇を受けた利食い売りがみられたことから、上値は限定的となり、NYダウは上昇したものの、ナスダックは下落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業23.31ドル高の12,400.03ドルで引けた。
本日の東京市場では、各国の株式市場が小幅な値動きとなったことに加えて、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,730円と、前日の日経平均株価の終値とほぼ同水準となっており、動きづらいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,650円−9,800円となっている。
為替:ほぼ変わらず
4日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長が日本時間5日早朝に行う公演や、ECB理事会の動向に市場の注目が集まる中で、値動きに乏しい展開となった。NY終値ベースで、ドル円は84円台前半、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、豪準備銀行理事会の開催、FOMC議事録の公表が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、豪2月貿易収支(予想:+9.5億豪ドル)、ユーロ圏2月小売売上高(予想:前月比+0.0%)、3月ISM非製造業景気指数(予想:59.8)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては83.50−84.50円となっている。
商品:NY原油続伸
4日のNY原油先物取引は、内戦状態が続くリビアでは、収束の兆しが見えない状況が続いていることに加えて、ナイジェリアで総選挙の実施が遅れ、アルジェリアで反体制によるデモが発生するなど、中東・アフリカ情勢の政情混乱に収束の兆しがみえないことなどを背景に3日続伸し、中心限月の5月限の終値は、前日比0.53ドル高の1バレル108.47ドルで引けた。
NY金先物取引では、ここ最近、原油や穀物価格が上昇する中で、インフレヘッジとしての金を買う動きが強まり、反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比4.10ドル高の1オンス1,433.00ドルで引けた。
2011年4月4日のマーケット予想
株:NYダウ反発
1日の米株式市場は、同日発表された米3月雇用統計が、失業率が8.8%、非農業部門雇用者数+21.6万人と市場予想を上回る良好な内容となり、米国の雇用市場の回復が鮮明となったことから、買いが優勢となり、NYダウは一時12,400ドル台まで上昇した。ただ、その後は、利食い売りの動きが優勢となり、上値を削る展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業56.99ドル高の12,376.72ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇したことに加えて、為替市場でも円安が進行しており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,805円となっており、市場の予想レンジとしては9,600円−9,900円となっている。
為替:ユーロが上昇
1日の外国為替市場では、米雇用統計が良好な内容だったことから、ドル買いが進行した。ただ、その後は、ダドリーNY連銀総裁が「雇用統計の結果は金融政策を変更する理由にならない」と述べ、早期の金利引き上げに慎重な見方を示したことに加えて、欧州圏では、来週の欧州中央銀行理事会で利上げに踏み切るとみられていることなどから、ユーロがドルなどに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は84円近辺、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、主要な経済指標の発表は予定されていないものの、日本時間22時30分よりエバンスシカゴ連銀総裁が、バーナンキFRB議長が日本時間5日早朝に講演を行う予定となっており、当局者の発言に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては83.50−84.50円となっている。
商品:NY原油続伸
1日のNY原油先物取引は、米雇用統計の改善を受けて米国の景気回復見通しが強まったこと、為替市場でドルがユーロに対して下落したことなどを背景に大幅続伸し、中心限月の5月限の終値は、前日比1.22ドル高の1バレル107.94ドルで引けた。
NY金先物取引では、米雇用統計の改善を受けて、安全資産としての金に対する投資意欲が後退し、一時1413.50ドルを付けた。ただ、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したこと、中東・アフリカ情勢不安が長期化するとの懸念も根強く、下値では買いが入り、下げ幅は限定的となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比11.00ドル安の1オンス1,428.90ドルで引けた。
1日の米株式市場は、同日発表された米3月雇用統計が、失業率が8.8%、非農業部門雇用者数+21.6万人と市場予想を上回る良好な内容となり、米国の雇用市場の回復が鮮明となったことから、買いが優勢となり、NYダウは一時12,400ドル台まで上昇した。ただ、その後は、利食い売りの動きが優勢となり、上値を削る展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業56.99ドル高の12,376.72ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇したことに加えて、為替市場でも円安が進行しており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,805円となっており、市場の予想レンジとしては9,600円−9,900円となっている。
為替:ユーロが上昇
1日の外国為替市場では、米雇用統計が良好な内容だったことから、ドル買いが進行した。ただ、その後は、ダドリーNY連銀総裁が「雇用統計の結果は金融政策を変更する理由にならない」と述べ、早期の金利引き上げに慎重な見方を示したことに加えて、欧州圏では、来週の欧州中央銀行理事会で利上げに踏み切るとみられていることなどから、ユーロがドルなどに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は84円近辺、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、主要な経済指標の発表は予定されていないものの、日本時間22時30分よりエバンスシカゴ連銀総裁が、バーナンキFRB議長が日本時間5日早朝に講演を行う予定となっており、当局者の発言に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては83.50−84.50円となっている。
商品:NY原油続伸
1日のNY原油先物取引は、米雇用統計の改善を受けて米国の景気回復見通しが強まったこと、為替市場でドルがユーロに対して下落したことなどを背景に大幅続伸し、中心限月の5月限の終値は、前日比1.22ドル高の1バレル107.94ドルで引けた。
NY金先物取引では、米雇用統計の改善を受けて、安全資産としての金に対する投資意欲が後退し、一時1413.50ドルを付けた。ただ、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したこと、中東・アフリカ情勢不安が長期化するとの懸念も根強く、下値では買いが入り、下げ幅は限定的となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比11.00ドル安の1オンス1,428.90ドルで引けた。
2011年4月1日のマーケット予想
株:NYダウ反落
31日の米株式市場は、同日発表された週間新規失業保険申請件数が38.8万件と市場予想より若干悪い内容となったことに加えて、原油先物価格が急騰したことなどが嫌気されたものの、翌日発表される雇用統計を控えて様子見ムードが広がり、方向感に乏しい展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比30.88ドル安の12,319.73ドルで引けた。
本日の東京市場では、雇用統計の発表を控えて、米株式市場が小動きだったこと、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,720円と、前日の日経平均株価とほぼ同水準なっていることから、動きづらいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,650円−9,800円となっている。
為替:ユーロが上昇
31日の外国為替市場では、ユーロ圏3月消費者物価指数が前年比+2.6%と、2月の2.4%から加速し、ECBが来週利上げを行うとの観測が強まったことから、ユーロが円やドルに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は83円台前半、ユーロドルは1.41ドル台後半となっている。
本日は、米3月雇用統計(予想:失業率8.9%、非農業部門雇用者数+18.8万人)、3月ISM製造業景況指数(予想:61.0)が予定されており、その動向に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.80円となっている。
商品:NY原油急反発
31日のNY原油先物取引は、内戦状態にあるリビアでは、同国外相が英国に亡命するなど、混迷が続いていること、シリアやイエメンでも反政府運動が続いており、中東・アフリカ情勢の一段の悪化に対する警戒感が強まったことに加えて、為替市場でユーロが対ドルで上昇したことなどを背景に急反発し、中心限月の5月限の終値は、前日比2.45ドル高の1バレル106.72ドルで引けた。
NY金先物取引では、中東・アフリカ情勢の先行き不透明感に加えて、原油を始めとした商品市場の急騰を背景にインフレヘッジとして金を買う動きが広がり、終値ベースでの史上最高値を更新して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比15.00ドル高の1オンス1,439.90ドルで引けた。
31日の米株式市場は、同日発表された週間新規失業保険申請件数が38.8万件と市場予想より若干悪い内容となったことに加えて、原油先物価格が急騰したことなどが嫌気されたものの、翌日発表される雇用統計を控えて様子見ムードが広がり、方向感に乏しい展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比30.88ドル安の12,319.73ドルで引けた。
本日の東京市場では、雇用統計の発表を控えて、米株式市場が小動きだったこと、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,720円と、前日の日経平均株価とほぼ同水準なっていることから、動きづらいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,650円−9,800円となっている。
為替:ユーロが上昇
31日の外国為替市場では、ユーロ圏3月消費者物価指数が前年比+2.6%と、2月の2.4%から加速し、ECBが来週利上げを行うとの観測が強まったことから、ユーロが円やドルに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は83円台前半、ユーロドルは1.41ドル台後半となっている。
本日は、米3月雇用統計(予想:失業率8.9%、非農業部門雇用者数+18.8万人)、3月ISM製造業景況指数(予想:61.0)が予定されており、その動向に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.80円となっている。
商品:NY原油急反発
31日のNY原油先物取引は、内戦状態にあるリビアでは、同国外相が英国に亡命するなど、混迷が続いていること、シリアやイエメンでも反政府運動が続いており、中東・アフリカ情勢の一段の悪化に対する警戒感が強まったことに加えて、為替市場でユーロが対ドルで上昇したことなどを背景に急反発し、中心限月の5月限の終値は、前日比2.45ドル高の1バレル106.72ドルで引けた。
NY金先物取引では、中東・アフリカ情勢の先行き不透明感に加えて、原油を始めとした商品市場の急騰を背景にインフレヘッジとして金を買う動きが広がり、終値ベースでの史上最高値を更新して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比15.00ドル高の1オンス1,439.90ドルで引けた。
2011年3月31日のマーケット予想
株:NYダウ続伸
30日の米株式市場は、同日発表された3月ADP全米雇用報告が前月比+20.1万人とほぼ市場予想と一致し、米雇用情勢の回復が確認され、今週末の雇用統計への期待感が高まったことに加えて、これから本格化する企業決算への期待感などを背景に、堅調に推移し、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比71.60ドル高の12,350.61ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇していること、為替市場でも円安・ドル高基調となっており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,770円となっており、市場の予想レンジとしては9,600円−9,850円となっている。
為替:ユーロが上昇
30日の外国為替市場では、欧州中央銀行のビーニ・スマギ専務理事が段階的に金利を上げる意向を示したことを受けてユーロがドルや円に対して堅調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は83円近辺、ユーロドルは1.41ドル台前半となっている。
本日は、豪2月小売売上高(前月比+0.4%)、ユーロ圏3月消費者物価指数(予想:前年比+2.3%)、週間新規失業保険申請件数(予想:38.0万件)、3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:70.0)など注目される経済指標の発表が予定されている。さらに、タルーロFRB理事などが講演を行う予定となっており、当局者の発言にも注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.80円となっている。
商品:NY原油反落
30日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計において、原油在庫が先週比290万バレル増と、市場予想を上回る積み増しとなったことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の5月限の終値は、前日比0.52ドル安の1バレル104.27ドルで引けた。
NY金先物取引では、中東・アフリカ情勢の先行き不透明感を背景とした押し目買いが優勢となり、5日ぶりに反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比7.60ドル高の1オンス1,423.80ドルで引けた。
30日の米株式市場は、同日発表された3月ADP全米雇用報告が前月比+20.1万人とほぼ市場予想と一致し、米雇用情勢の回復が確認され、今週末の雇用統計への期待感が高まったことに加えて、これから本格化する企業決算への期待感などを背景に、堅調に推移し、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比71.60ドル高の12,350.61ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇していること、為替市場でも円安・ドル高基調となっており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,770円となっており、市場の予想レンジとしては9,600円−9,850円となっている。
為替:ユーロが上昇
30日の外国為替市場では、欧州中央銀行のビーニ・スマギ専務理事が段階的に金利を上げる意向を示したことを受けてユーロがドルや円に対して堅調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は83円近辺、ユーロドルは1.41ドル台前半となっている。
本日は、豪2月小売売上高(前月比+0.4%)、ユーロ圏3月消費者物価指数(予想:前年比+2.3%)、週間新規失業保険申請件数(予想:38.0万件)、3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:70.0)など注目される経済指標の発表が予定されている。さらに、タルーロFRB理事などが講演を行う予定となっており、当局者の発言にも注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.80円となっている。
商品:NY原油反落
30日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計において、原油在庫が先週比290万バレル増と、市場予想を上回る積み増しとなったことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の5月限の終値は、前日比0.52ドル安の1バレル104.27ドルで引けた。
NY金先物取引では、中東・アフリカ情勢の先行き不透明感を背景とした押し目買いが優勢となり、5日ぶりに反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比7.60ドル高の1オンス1,423.80ドルで引けた。