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9月19日の相場雑観と戦略

  本日は日銀政策決定会合最終日。いよいよ“決戦”のときです。基本方針は変えないつもりですが、いくつかの懸念事項もあり、時間稼ぎとはいえ、昨日の日中から深夜、本日未明にかけて弱含みの場面もあって、予想を裏切る可能性もあります。金融緩和をしない場合も想定しておく必要があります。無理をせず、リスク管理をしっかりした上で乗れるところだけしっかり乗っていきましょう。

【小技集 2】真実は細部に宿る

  いつ、この小技について説明しようかと思っていたのですが、本日午前中にこの場面が出現したので、ホットなうちに、紹介しておきたいと思います。
  「金融市場にインチキは存在しない」という純粋真っ直ぐ君がいますが、私は正反対の立場です。これまで相場にかかわってきた経験や、細かくチャートを読み込んできた経験からそう言い切れます。
  そもそも、為替介入や金融緩和をして、マーケットを下支えしている時点で、政府や中央銀行による不当な介入であり、インチキではないでしょうかね。本来ならギリシャやスペインなどは、完全に国家運営が破綻しているわけですから、市場から退場していなければおかしいのです。
  金融市場の元締めである米国も同様。あれだけドルを刷り散らかしておいて、それでもなお、ドルを信用せよというのですから傲慢極まりありません。
  一見、市場は巨大に見えて、金融取引に影響力を及ぼす主体は、限られています。一握りの大手金融機関が毎日顔を突き合わせて、取引をやっているわけですから、お互い、手の内を知り尽くしているわけで、「お互いうまくやりましょうや」的な発想になっても何ら不思議はありません。
  本気で自由競争をやるなら、つぶし合いになるでしょう。もちろん米国の住宅バブルが崩壊し、経済が大きく変調をきたせば、情け容赦なく、自分たちが生き残るために手段を選ばず何でもやってくるでしょうが、平時にそんなことをやっていては命がいくつあっても足りません。
  内情を知り尽くした者同士が、暗号や符牒のようなものを出し合っていると考えられる場面があるのです。これはもちろん真っ当なテクニカル分析ではなく、小手先のテクニック的なものなので、外道なのですが、知っておくと知らないのとでは大違いです。
  また、テクニカルを知らなくても、この小技を知っているだけで、下手をすればメシを食べていける可能性もあるのです。

9月18日午前相場雑観と戦略

  3連休が明けて、新しい週が本格スタートしました。ドル・円も日経225先物は弱含みな滑り出しです。決戦は明日昼過ぎですが、その前に何かヒントを出すのかどうか? 実は一部兆候はあるのですが、これをどう解釈するかです。重要なサインではないかとみています。チャートを基に説明しておきます。

【テクニカル講座 第9回】値幅について考える

  「利食い千人力」といいますが、トレードで重要なのは、1円でも勝ち逃げすることです。この1~2年の相場で一番難しかったのは、利益をどこで確定するかだったと思います。
  方向感なく、何を目指しているかわからないので、ロングでもショートでも「行って来い」の展開になることが多く、ポジションを1週間以上引っ張るのはなかなか勇気のいることでした。かといって、日中の値幅も小さい上、ランダムな動きをするため、デイトレードも難しく、個人投資家泣かせの地合いでした。
  今週以降、テクニカル相場が復活することを期待しています。日経225先物では、すでにお伝えした通り、その兆候がみられます。
  過度な期待は禁物ですが、いつ何が起きても対応できるように、値幅についての考え方をまとめておきたいと思います。