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【テクニカル講座 第6回】相場の転換点

  さて、これまで相場が上下する際の基本的なパターンをみてきました。現在は、為替介入や金融緩和によって相場の動きがかく乱され、テクニカル的に何が正しいのか見えづらい相場になっているので、分かりづらかったかもしれません。
  まずは基礎を知っていただきたいので、とりあえず先に進みたいと思います。これまでに説明したことについては、また、例示に使ったのとは別のチャートで、おさらいしたいと思います。とりあえず、「こういうものなんだ」ということをうっすらとでも頭に留めておいていただければ幸いです。
  何度か、繰り返し、反復でチャートを読み込んでいくうちに、また、いずれテクニカル的な動きが見え始めたときに、「ああ、こういうことなんだ」と気付いていただきたいなと思います。
  この1、2年のチャートを見てもなかなか難しいのですが、過去にさかのぼってチャートをご自身で読み込んでいただくと、うっすらとある、法則性のようなものが分かることがあります。そうなれば、しめたもので、面白いように読み解いていける時が来るのではないでしょうかね。
  もう一度、おさらいをしておくと、現在進行形のN字チャートは、
【ドル・円】
20120892 usdjpydaily kaisetsu

【日経225先物】
20120909 nk225fdailykaisetxu
になります。
  ドル・円、日経225先物が同時に、このようなN字を描くのは、私は見たことがありません。もしかすると、見逃していたり、単に経験が足りないからなのかもしれませんが、短くとも1~2年に1回しか出ないN字型が、両方でみられるというのは、何か暗示するような気がしてなりません。
  では、現在のだらだらとした下落相場が始まる前の転換点はどのように観測されたのでしょうか。次回、お示ししたいと思います。

9月第2週目 テクニカル分析と戦略

  週末の雇用統計は、「まあ、そうなりますわな」って感じですね。所詮はインチキなので、どっちに転んでもおかしくはありませんでした。後講釈をしておくと、このところ新規失業申請件数の内容があまり芳しくなかったこと、それと今度のFOMCでQE3をやる口実が欲しかったことです。
  ドルの下落のし方からして、今度のFOMCで追加緩和をやることを織り込んだということでしょう。あとは、欧米に続いて、日本政府、日銀がどのタイミングで緩和なり何らかの対策を打ってくるかどうかでしょう。テクニカル的には先週とあまり変わっていません。
  日経225先物はメジャーSQ週です。9月の配当落ちも配慮しなければなりません。
【ドル・円】
20120909 usdjpydaily

【日経225先物】
20120909 nk225fdaily