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8440、8445L→8575(9月限) +265、8575L→8515(12月限) -60 計+205円

  8440、8445は先週金曜日に打診買いして放置。その前に8445で返済買いしているのは、8490のショートを買い戻し、直後に買い転換したということです。
  本日、8660超えを期待して、12月限で1枚買ってみましたけど、露骨にブロックされましたね。これはチャレンジなので仕方ないです。
  ドル・円を見る限り、まだ機は熟していない感じもします。8650で止めたのは、いかにもという感じなので、まあ、達観してますけどね。
  あと、毎度期先の限月立てていますが、長期戦になる可能性を常に頭に入れているということです。しょうもない質問がたまに来ますが、トレーダーとしては常識だと思いますけどね。

原点に立ち戻れ

  今、世界では、長らく欧米が中心になって政治、経済、社会を動かしてきたのが、富、権力が一部の人たちに偏り、このいびつな仕組みに対して、多くの人が疑問を持ち、また、経済的に実力を付けてきた「新興国」と呼ばれる国々が一大勢力を形成し、資源の分配や国際ルールづくりに発言力を高め、変革が起こりつつあります。
  世界最大の人口を抱える中国に近接し、そのドラスティックな変化を目の当たりにしている、日本はその勢いに圧倒され、大変な脅威を感じていますが、欧米人も遅まきながら、大変な事態が起きていることに気付き始めたようです。
  ただ、いくら中国脅威論を煽ってみたところでどうなるものではなく、むしろ、あれだけの大国が数世紀にわたって、国際社会では不当に低い地位に押し込まれていたわけですから、その反動が起きるのは当然で、中国やその他の新興国がしかるべき国力を付ける過程である程度、支配する立場にあった国々や周辺国と摩擦が起きるのはやむを得ないでしょう。
  もし、本気で中国をはじめ新興国を押さえ込めると思うのならば、勘違いもはなはだしく、歴史の流れや、自然の法則を無視した暴挙であるといわざるを得ません。
  今になってようやく、かつての日本の“悲願”であった、欧米支配からの解放が達成されつつあるのですから、原点に立ち上り、この流れに乗っかるべきでしょう。そして、大して能力もない、立派でもない一部の人間が搾取し、富を独占するシステムではなく、平和に共存できる世界体制づくりに積極的に関与すべきでしょう。
  もともと日本は、欧米にチャレンジする立場でした。明治維新は「尊王攘夷」を掲げたものの、天皇を中心にすえた国家体制は築きましたが、攘夷は当時の日本の国力や欧米列強の勢いから断念せざるを得ませんでした。
  ただ、明治維新の精神的支柱、原動力となった西郷隆盛は「欧米の文明が強い者が弱い者をいじめることで成り立っている」ことを看破していました。開国はしたものの、欧米から外交上の不平等条約、人種差別意識から不利な条件を押しつけられたこともあって、日本人の間に攘夷のマインドは残っていたのです。
  日本にとって太平洋戦争は、欧米支配に対する挑戦でもありました。欧米に追いつき追い越せとばかり、すすめてきた富国強兵、殖産興業(もちろん欧州の金融資本の手中で踊らされていた側面は大きいのですが)は、成果を収め、欧州に対しては国力でほぼ互角か上回るようになりました。残るは、日本と並ぶ当時の新興国だった米国のみとなったのです。
  67年前の時点で、日本が世界を主導することを欧米が許すわけもなく、日本は物量で圧倒的に上回り、シンプルでかつよく組織された米国相手に善戦したものの、主要都市は焼け尽くされ、さらに2発の原爆の投下を受けて、完膚なきまでにたたきのめされるのです。
  かつて日本を抑え込んだ欧米が没落した今、日本はもう一度過去の戦争を顧みるべきでしょうね。あの時点で少なくとも欧州には負けない国力はつけていたものの、世界支配の一環として、日本の明治維新を見つめ、陰で動かしてきた英米は、日本の行動などお見通しで、都合の良い人物を育成し、見えない形(まさにステルス)で、コントロールしていたのです。
  英米への内通者がいた上に、そもそも日本一国で世界秩序を覆すなんて無謀ですよね。世界の政治、経済をがっちり握っている連中と対峙し、自らが主導権を取るには、説得力のビジョンに欠けていたと言わざるを得ないし、政治力、経済力、軍事力いずれにおいても未熟でした。
  米国がさっさと日本を叩いて、英国に代わって世界のリーダーになろうという思惑で、日本に戦争を仕向けさせたという、絵を描いていたことを見抜けなかったし、軍部の一部が米国と内通し、好戦的な世論をあおろうとしたり、過去のいくつかの戦争で連勝したことから実力を過大評価して増長し、中国大陸での暴走につながり、本来の“アジア解放”の目的から大きく逸脱。それがまさに侵略戦争へと転化し、無用に反日感情をあおり立てたことも日本が挫折した原因です。
  今、新興国からは若くて優秀な人材が欧米に留学し、自国へ戻って、国づくりに邁進していますが、かつての日本人同様、欧米の野蛮さ、限界を見抜き、新しい発想で国づくりや、国際関係について考える人が若い世代を中心に急増しています。もちろん、お金が大好きで、投資銀行など欧米の手下になってしまう人も少なくないのですが。
  とにかく、67年前とは情勢が変わっているのです。欧米はもはや経済では新興国に太刀打ちできず、力づくで抑え込むことも、一部武力行使が好きな野蛮な国はありますが、ままならなくなっています。
  欧米主導の世界秩序がひっくり返ったからといって、即座に、望ましい状況ができるとは思いませんが、かつての日本人が思い描いた、利他的で寛容な価値観が優勢な世界をつくれる可能性はあるということです。

ラーメン道 地価押し上げる!? 埼玉・川越編1



  「川越の地価を上げる!? 名店!!」。食べログにこんな挑発的な口コミコメントが出ているのを見つけたら、チャレンジしないわけにはいかないでしょう。しかも、私が持っているラーメン雑誌のランキングでは、埼玉県ではナンバー1の評価。相手に不足なしとはまさにこのことでしょう。
  気象庁の長期予報によると、今年の夏は冷夏なのだそうですが、春先からすっきりしない天候が多く、確かにこれから夏が来るという実感が湧きません。それでも、昨日、東北の一部と北海道を除き、全国的に梅雨入りしたということなので、季節は確実に前に向かって進んでいるということでしょう。
  本格的に梅雨入りしてだらだらと雨が降る前に、外出して英気を養っておこうと、いろいろリサーチしていたら、このつけ麺店の情報にヒットしました。
  この日は、台風が本州に接近し、うっすらと雲がかかっていましたが、雨は降りそうになかったので、川越行きを決行しました。
  この川越も最近でこそ、昔ながらの蔵や民家が残る「小江戸」として、頻繁にテレビで取り上げられるようになり、何と年間600万人もの観光客が訪れるそうですが、ちょっと前までの感覚だと「川越ってどこ」「何があるの」という感じだと思います。メディアの影響力というのはすごいと思うし、そうしたものを利用して情報発信することで、観光地として売り出していくというビジネスモデルが確立しつつあるんだなと感じさせられます。
  個人的には、川越に住んでいる知人が、飲み会のたびに終電がどうのこうのいうので、「はるかかなたの地」という印象しかありませんでしたけどね。


  で、池袋から東武東上線の急行で30分とちょい。「意外と近いじゃん」という第一印象。駅前は駅ビルとか中型の商業施設、商店街がある、ごく普通の首都圏郊外の主要駅にありがちな風景が広がります。
  東武の川越駅はJRの駅に隣接し、そこから1キロもないようなところに東武の川越市駅があり、さらに旧市街地寄りに西武新宿線の本川越駅があるというごちゃごちゃしているところは、いかにも埼玉という感じです。交通の便はそこそこ良いのですが、整理し切れていないという。




  今回訪れた、埼玉ナンバー1ともいわれる、つけ麺(ラーメン)店「頑者」は、「地価を押し上げるかも」という評価の通り、本川越駅のそばの立地の良い場所にあります。もうちょっと情緒がある街並みかと思っていたのですが、PePeがあり、いかにも「西武王国」という雰囲気をただよわせていて、海外にも売り出し中の観光地の玄関口という感じはしませんでした。
  頑者はユニークなスタイルで、客が順番に入店するのではなく、一度に12人ずつの入れ替え制となっています。私は午後1時前に店に着いたのですが、なんとラッキーなことに、ぎりぎり行列の最後尾12人目ですべり込みセーフでした。この日はラーメンの神様が味方してくれたのでしょう。


  私の直後に来た人は一歩及ばず、12人が食べ終わるまで、さらに20~30分も待たなければならないという、ある意味理不尽なシステムで、さすがに食べログの口コミでも否定的な意見が目立ちますね。
  とはいえ、都心の新興店同様、接客は気合が入っていて、“定番”のがたいのいい黒Tシャツの4人衆がてきぱきと切り盛りしていて、不快な印象はありませんでした。
  せっかくなので、つけめんチャーシュー(1100円)の大盛(100円)を奮発して注文しました。列に並んで10分ほどして前の12人がすべて食事と会計を済ませたところで、店内に案内されました。


  事前に注文を取った割には、つけ麺が出るまでには時間がかかりましたね。5分ほどして、ようやく“着丼”。鶏ガラ、豚骨の動物系とカツオ、煮干し、昆布の魚介系をミックスした、つけ汁とのことですが、動物、魚介のダブルスープの場合、往々にして濃厚になりがちなところを、澄んだ、さらっとした感じに仕立てていました。興味が湧きます。
  つけ汁を最初に口にした印象は、見た目通り「あっさりしているな」という感じでした。というより、濃厚タイプのものばかり口にしているせいか、やや物足りなさがありました。動物系よりもむしろ魚介系を前面に押し出しているようなのですが、太めで弾力のある麺に押されてしまいます。魚粉が添えられているんですけど、これをつけ汁に溶いたり、麺にからませたとしても、力不足でしたね。
  豚骨魚介系のつけ麺は、どうやら同じような味に収斂しつつあり、悪くいえば画一化しつつあるようなのですが、理由はわからないでもないですね。重量感のある、もちもちした麺をつけ汁で包み込むとしたら、豚骨あるいは動物系の味を強めに出さないと、麺の迫力に負けてしまいます。魚介はつけ汁を引き立てるにはいいですが、主役を張るのは難しいということでしょうね。細麺なら、まだよかったのかもしれませんが。
  だからパンチがないというか、もうひと味ほしかったですね。例えば東池袋「大勝軒」系のような酸味を加えるとか、大泉学園の「蕃茄」なんかのように、トマトソースやチーズなどイタリアンテイストに仕上げてしまうとかしないと、物足りなさを解消できません。ちなみに300メートルほど離れた場所に中野の「大勝軒」系の「川越大勝軒」もありますが、そこは行列はできていませんでした。


  全体としては素材が厳選されていて、つくりはしっかりしていると思うので、ちょっと改良すれば、ものすごく良くなると思います。
  この日は平日だったので、それほど混雑はしませんでしたが、土日などは混むんでしょうかね。過去の写真を見ると、かつては何十メートルにも及ぶ行列ができていたようですが、舌の肥えている人からすると、「そこまでして」という評価が出るのではないかと思います。
  私と同じタイミングで入店したのは、サラリーマン風の人が6割強、あとは私も含め観光、散策目的で川越にやってきた感じでした。地元の人に愛されるのはいいですね。
  食べログでは、入れ替え制になじめないという声が散見されましたが、同感ですね。私は食べるスピードは決して遅い方ではないのですが、つけ麺を食べるときは、汁はねを気にして、どうしてもゆっくりになってしまいます。
  周りの人は結構、速いペースで食べていて、麺が5分の1ほど残っているときにすでに、早い人はお勘定を済ませていました。最後の方はせかされるような感じで、あまり居心地はよくなかったですね。
  つけ麺の根強いブームが続いていることに加え、川越自体が注目されているスポットなので、人気があるのでしょうが、他の有名店、人気店と食べ比べると、「おやっ」と感じさせられるでしょうね。
  さすがに地価上昇は持ち上げすぎでしょう(まあ、口コミのコメントは冗談めかしているのでそこまで本気に受け取らないでください)。「六厘舎」あたりなら分からないでもないですが(笑)。


  埼玉ナンバー1については、ラーメンの方を食べていないので、何とも判断できないですね。ただ、行列だけで判断しているなら、ちょっと的外れかもしれません。ラーメンブームで一躍脚光を浴びもてはやされたはいいが、その後鳴かず飛ばずのお店は何軒もありますからね。
  私が店を出た後も、頑者の行列は途切れず、最後尾の人は2回転ほど待たなければいけない状況でした。まだまだ支持は高いようです。

6月11日のポイント

  皆さん、下に行く予想が多いですかね? 私は先週木曜日あたりから↑の可能性を考えています。金曜日寄り付きで8660を抜けるなら、買うつもりでしたが、中途半端に寄り付き、肩透かしをくらいました。メジャーSQ通過で、崩してきましたね。当然、下に落とし穴をつくっていて、腰折れの可能性は織り込み済みだったので、手を出しませんでしたけどね。
  もし、本気で下抜けするのであれば、その勢いで8200を割る必要がありますね。でも、金曜日夕方に8400を割ってすぐに下げ渋りました。
  今週は、今年後半にかけての重要な攻防になるのではと思っています。ここで相場の方向性を見誤るようなら、トレードをやる資格がないくらいの局面です。
  日銀の金融政策決定会合が非常に臭いですね。週末のギリシャ、フランスの選挙も気になるところです。ファンダメンタル的には↓↓↓ですが、テクニカル的には↑。
  現時点で、私は↑の可能性をみています。どんな状況でも臨機応変に対応できるようにしておきたいですね。

来週の予定

【11日(月)】
15:45 仏4月鉱工業生産、4月製造業生産
17:00 伊1~3月期GDP(確報)
19:00 OECD主要国4月景気先行指数

【12日(火)】
09:00 白川日銀総裁、SF連銀主催テレビ会議で講演
10:30 豪5月NAB企業景況感指数
17:30 英4月鉱工業生産
21:30 米5月輸入物価指数

【13日(水)】
08:50 日4月機械受注統計
15:00 独5月消費者物価指数(確報)
18:00 ユーロ圏4月鉱工業生産
21:30 米5月小売売上高

【14日(木)】
06:00 NZ中銀政策金利発表
14:00 日銀金融政策決定会合(~15日)
16:30 スイス中銀政策金利発表
18:00 ユーロ圏5月消費者物価指数(改定値)
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米1~3月期経常収支
21:30 米5月消費者物価指数
※OPEC総会

【15日(金)】
09:00 日銀金融政策決定会合
15:30 白川日銀総裁記者会見
15:50 ドラギECB総裁講演
18:00 ユーロ圏1~3月期雇用者数
21:30 米6月ニューヨーク連銀製造業景況指数
22:15 米5月鉱工業生産
22:55 米6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)

【17日(日)】
※ギリシャ再総選挙
※仏下院選挙の第2回投票