株:NYダウ続伸
21日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が40.3万件、4月フィラデルフィア連銀景況指数が18.5と市場予想と比べて悪い内容となったことから、下落する場面もあったものの、前日取引終了後に発表したアップルや保険大手トラベラーズなどの企業決算が好調だったことから、引き続き買いが優勢となり、3日続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比52.45ドル高の12,505.99ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したものの、一方で、為替市場では円高ドル安が進行しており、強弱材料が交錯する中で、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,650円となっており、市場の予想レンジとしては9,550円−9,750円となっている。
為替:ドルが下落
21日の外国為替市場では、米国の経済指標が市場予想より悪い結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は81円台後半、ユーロドルは1.45ドル台半ばとなっている。
本日は、大半の海外市場がイースター休暇入りするため、取引材料が乏しく、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.00−82.30円となっている。
商品:NY金続伸
21日のNY原油先物取引は、米経済指標が軟調な結果となったことを受けて、下落する場面があったものの、為替市場でドル安が進行したことなどを背景に買いが優勢となり、3日続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.84ドル高の1バレル112.29ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安が進行したことを背景に買いが優勢となり、終値ベースで初めて1オンス1,500ドル台の大台に乗せた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比4.90ドル高の1オンス1,503.80ドルで引けた。