株:米株式市場休場
28日の米株式市場は、メモリアルデーのため休場となっている。欧州株式市場では、鉱山株などを中心に買いが入り、上昇して始まったものの、スペインの10年債利回りが一時6.5%を超えるなど、欧州圏の信用不安が根強いことが相場の圧迫要因となり、結局前営業日とほぼ同水準で引けた。
本日の東京市場では、前日の米国市場が救助となるなど、取引材料に欠ける1日となっており、動きづらいとの声がある。株式市場の予想レンジは、8,500円−8,650円となっている。
為替:ユーロが乱高下
28日の外国為替市場では、26日に行われたギリシャの世論調査で、緊縮財政策を支持する政党が得票率を伸ばしていることが明らかになったことなどを好感し、ユーロドルが一時1.26ドル台を回復した。しかし、その後は、スペインの10年債利回りが一時6.5%を超えるなど、欧州圏の信用不安が根強いことが相場の圧迫要因となり、上昇分を吐き出す展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台半ば、ユーロドルは1.25ドル台前半となっている。
本日は、3月S&Pケース・シラー住宅価格指数(予想:前月比+0.1%)、米5月消費者信頼感指数(予想:70.0)などの経済指標の発表が予定されている。また、ギリシャの政局やスペインの動向などには注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.30−79.80円となっている。
商品:米商品市場休場
28日の米国商品市場はメモリアルデータのため、休場だった。
また、米国市場が休場だったため、東京市場の夜間取引では、材料難から小動きの展開となっている。