2012年8月20日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
17日の米株式市場は、8月ミシガン大学消費者信頼感指数が73.6、7月米景気先行指数が前月比+0.4%と市場予想を上回る良好な内容となったことなどを好感し、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比25.09ドル高の13,275.20ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇したことや、為替市場で円安が進行したことなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,215円となっており、株式市場の予想レンジは、9,150円−9,250円となっている。

為替:ドルが上昇
17日の外国為替市場では、米経済指標が堅調な内容となったことなどを受けて、ドルが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台半ば、ユーロドルは1.23ドル台前半となっている。
本日は、注目される取引材料が乏しく、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.20−79.80円となっている。

商品:NY原油続伸
17日のNY原油先物取引は、米経済指標が堅調な内容だったことや、イスラエルがイランを攻撃する可能性が危惧されるなど、中東で地政学的リスクが高まっていることなどを背景に買いが優勢となり、3日続伸となった。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.41ドル高の1バレル96.01ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油相場の上昇に連れた買いが入ったものの、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことが相場の重しとなり、上げ幅は限定的となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比0.20ドル高の1オンス1,619.40ドルで引けた。